9月30日発売予定の第13巻が、本シリーズの最終章の幕開けとなることが明らかになった。長きにわたって読者を魅了してきた「ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」が、いよいよクライマックスへ向けて動き出す。

「ふつつかな悪女ではございますが」とはどんな作品か

本作は、中華風の架空王朝を舞台にした異色の悪役令嬢ファンタジーだ。物語の核心は「とりかえ」という設定にある。後宮に入るはずだった令嬢と、庶民の娘が入れ替わり、それぞれが本来とは異なる立場で生きていくことになる——という構図が、この作品最大の魅力といえる。

単なる悪役令嬢ものとは一線を画しており、政治的な駆け引きや人間関係の機微が丁寧に描かれている点が、幅広い読者層に支持されてきた理由のひとつだろう。中華後宮ものというジャンル自体への関心が高まるなか、本作はそのパイオニア的存在として評価を積み重ねてきた。

最終章突入で原作ファンが注目する点

13巻にわたって積み上げられてきた伏線や人間関係が、最終章でどのように収束していくのかは、長年のファンにとって最大の関心事だ。「とりかえ」という根本的な謎と、各キャラクターの行く末がどう描かれるのか——作者がどんな着地点を用意しているのか、期待と緊張が入り混じった複雑な心境を抱えているファンも多いはずだ。

最終章に入ったとはいえ、第13巻がシリーズ最終巻になるわけではなく、ここからクライマックスへ向けた怒涛の展開が続くと思われる。今後の刊行ペースや残り巻数など、続報が入り次第お伝えしていく。