異世界転生×ヤンデレ王子という刺激的な組み合わせが話題のマンガ原作アニメ「おデブ悪女に転生したら、なぜかラスボス王子様に執着されています」のティザートレーラーが、AnimeJapan 2026にて初公開された。制作はStudio Lingsとinfiniteが担当する。

監督は葛谷直幸氏が務め、加藤周作氏が助監督として参加。シリーズ構成・脚本は廣田光毅氏が手がけ、キャラクターデザインは柿畑文乃氏と関田由紀子氏が共同で担当する。メインキャストには、ヒロインのセリーヌ・エルドレッド役に白石晴香さん、ヒロインに執着するウィルフレッド・パーシヴァル役に大塚剛央さんという顔ぶれが揃った。

原作はKotoko氏(原作)とHanamiya Kaname氏(作画)によるマンガで、2023年4月よりMecha ComicおよびComico Japanにてウェブトゥーン形式で連載開始。角川書店が書籍展開を担当している。

物語の主人公は、病死した後に人気小説のヒロインの姉である悪役令嬢・セリーヌに転生してしまった女性。このままでは原作通りに勇者である王子に処刑される運命が待っているため、必死に自己改革に取り組むのだが、予期せぬ形でラスボス王子の溺愛と執着に巻き込まれていく。「平穏な幸せ」を目指しているはずが、なぜかヤンデレに愛されすぎてしまうというファンタジーラブストーリーだ。

近年のなろう系・転生系作品の中でも、本作はいくつかの点で際立った個性を持っている。まず、ヒロインが「太った悪役令嬢」という設定からスタートする点は、スリムな美少女が主人公になりがちなジャンルの中で新鮮だ。自分を変えようと奮闘する姿に共感を覚える読者も多く、ウェブトゥーン連載開始以来、着実にファンを獲得してきた作品でもある。

キャスト面では、白石晴香さんと大塚剛央さんという組み合わせにも注目したい。白石さんはその表情豊かな演技で感情の機微を丁寧に表現することで知られており、転生後に葛藤しながら成長するセリーヌを演じるには申し分ない人選といえる。大塚剛央さんはここ数年で一気に存在感を高めたホットな声優のひとりで、ヤンデレ的な執着を持つ王子というキャラクターをどう表現するか、ファンの期待は高い。

制作を担当するStudio Lingsは比較的新しいスタジオだけに、映像クオリティという面では今後公開されるPVで実力を見極めたいところ。ティザーの段階でどこまで世界観が表現されているかも、原作ファンにとっては気になるポイントだろう。ウェブトゥーン原作ならではの縦スクロール的なコマ運びを、アニメの動きにどう落とし込むかも見どころのひとつだ。

放送時期や話数などの詳細はまだ明らかになっていないが、AnimeJapan 2026でのお披露目を皮切りに、今後さらなる情報公開が続くことに期待したい。