「鋼の錬金術師」の荒川弘が贈る最新作、「黄泉のツガイ」のアニメ版について、2026年4月4日の放送開始を前に、第1話の先行カットと6人分のキャラクタービジュアルが公開された。
制作はStudio BONES FILMが担当。2クール連続放送が予定されており、本格的なファンタジー大作としての布陣が整いつつある。主題歌はオープニングがVaundyによる「飛ぶ時」、エンディングがyamaによる「飛ぼよ」。どちらもすでに公開されているメインPVで聴くことができ、楽曲のクオリティの高さがさっそく話題を集めている。
声優陣も非常に豪華な顔ぶれだ。主人公のユルを小野賢章、その双子の妹アサを宮本侑芽が演じるほか、中村悠一(デラ役)、久野美咲(ガブちゃん役)、諏訪部順一(影森刃役)、島袋美由利(ハナ役)、本田貴子(左役)、小山力也(右役)と、実力派がずらりと揃った。
監督を務めるのは「sword of the stranger(ストレンジャー 無皇刃譚)」の安藤真裕。あの作品で見せた骨太なアクションと繊細な人物描写を、荒川弘の世界観とどう融合させるのか、今から期待せずにはいられない。
「黄泉のツガイ」は荒川弘が原作・作画を担当するマンガ作品で、2021年12月からスクウェア・エニックスの「月刊少年ガンガン」で連載中。「鋼の錬金術師」以来、荒川弘にとって久しぶりとなる長編少年マンガということで、連載当初から大きな注目を集めてきた。
物語の舞台となるのは、人間が「ツガイ」と呼ばれる強力な超常の二体一組の存在を使役できる世界。「昼と夜を分かつ子ら」と呼ばれる双子のユルとアサは、幼い頃から引き離され、互いの存在を知らないまま成長する。やがて二人は再会を目指し、自らの出生の秘密と宿命に向き合っていくことになる。
原作ファンとして特に注目したいのは、この作品が荒川弘の十八番ともいえる「家族の絆」と「世界の謎」を軸に据えた構成である点だ。山村で妹を守りながら生きるユルと、檻の中で謎の「務め」を果たすアサという対照的な境遇から物語が始まる導入は、原作でも読者の心をつかんだ部分。それがアニメでどう映像化されるかは、第1話の先行カットを見る限り、丁寧に再現されている印象を受ける。
2クール連続という構成も、腰を据えて原作を映像化しようという制作側の意気込みの表れだろう。4月4日の放送開始に向け、続報に引き続き注目していきたい。