つくしあきひと原作の劇場シリーズ新作「メイドインアビス 目覚める神秘」が、2025年10月23日に劇場公開されることが決定した。あわせてキービジュアルも公開されている。
今回公開されたキービジュアルは、深淵の世界観を色濃く反映した仕上がりとなっており、シリーズのファンならひと目で引き込まれるような雰囲気を醸し出している。「目覚める神秘」は劇場シリーズの第1部と位置づけられており、今後さらなる続報が期待される。また、既存の劇場版総集編のリバイバル上映も行われるとのことで、これから作品に触れる新規ファンにとっても絶好の機会となりそうだ。
「メイドインアビス」は、つくしあきひとによる同名マンガを原作としたアドベンチャー・ファンタジー作品。舞台は「アビス」と呼ばれる底知れぬ大穴で、その内部には未知の遺物(白笛)が眠り、世界中の探窟家たちを引き寄せている。主人公の少女リコは、アビスの深部へ消えた母・ライザを追い、謎の少年型ロボット・レグとともに命がけの旅へと踏み出す。アニメ制作はKinema Citrusが担当しており、美しい映像と容赦のない世界観の描写で高い評価を得てきた。
シリーズを振り返ると、TVアニメ第1期放送後に制作された劇場版総集編「旅立ちの夜明け」「放浪する黄昏」は、単なる再編集にとどまらず劇場クオリティの映像補完が加えられた作品として好評を博した。今回のリバイバル上映はその流れを受けてのものと思われ、新作「目覚める神秘」公開前に改めて物語の流れをおさらいできる構成は、長年のファンにも新規層にも親切な展開といえる。
注目すべきは「劇場シリーズ第1部」という表現だ。これは「目覚める神秘」が単発の劇場作品ではなく、複数作にわたるシリーズ展開を見据えていることを示唆している。原作マンガはいまなお連載が続いており、アニメ化されていないエピソードも多く残っている。どこまでの範囲を映像化するのか、そしてどのような形で物語が紡がれるのかは、原作ファンにとって最大の関心事となるだろう。
Kinema Citrusといえば、本作以外にも「ブラッククローバー」や「revisions リヴィジョンズ」など意欲的なタイトルを手がけてきたスタジオだが、やはり「メイドインアビス」との相性は抜群で、独特の退廃的な美しさと残酷さを両立した映像表現はシリーズを通じて高水準を保っている。劇場という舞台でどこまでそのクオリティを高めてくるか、期待は大きい。
10月23日の公開に向けて、今後はキャストや追加スタッフ情報、予告映像なども順次解禁されるはず。アビスの深淵へと続く新たな旅立ちの詳細を、引き続き注目していきたい。