週刊少年ジャンプ2025年19号(4月6日発売)より、3号連続新連載がスタートすることが明らかになった。そのラインナップの筆頭として、「銀魂」の作者・空知英秋が新連載「2年B組 勇者デストロイヤーず」を引っ提げて帰還することが発表され、ファンの間で大きな話題を呼んでいる。
今回の3連弾新連載は、4月6日発売の19号から3号にわたって順次スタートする形式。空知英秋の新作に加え、中村充志、里庄マサヨシという実力派の名前も名を連ねており、ジャンプ編集部がかなり本腰を入れた布陣であることが伝わってくる。タイトルや詳細については順次公開される見込みで、現時点では空知作品の「2年B組 勇者デストロイヤーず」のカラーカットが先行して公開されている。
空知英秋といえば、2004年から2019年まで「銀魂」を週刊少年ジャンプで連載し続けた、まさにジャンプを代表する漫画家のひとり。独特のギャグセンスと人情味あふれるドラマ、そして時事ネタや他作品へのパロディを巧みに織り交ぜたスタイルは唯一無二で、アニメも長期にわたって放送されるなど、根強いファンを持つ作品となった。「銀魂」完結から約6年、週刊連載という舞台への本格復帰は、多くのファンが待ち望んでいた瞬間だ。
新作のタイトル「2年B組 勇者デストロイヤーず」からは、学園モノとファンタジーを組み合わせたような世界観が想像できる。「銀魂」でも江戸時代とSFを融合させるという大胆な設定を見せた空知だけに、今回もジャンルの枠にとらわれない独自の切り口で読者を驚かせてくれそうだ。カラーカットのビジュアルからは、個性的なキャラクターたちが並んでいることが確認でき、往年のファンなら「あの空知節が帰ってきた」と感じるはずだ。
中村充志は「トリコ」「食戟のソーマ」などの作画を担当してきた経歴を持つ実力派で、里庄マサヨシも近年注目を集める作家のひとり。この3人が同時期にジャンプに集結するというのは、単純な新連載ラッシュではなく、ジャンプ編集部が意図的に仕掛けた大型の話題作りと見るべきだろう。近年のジャンプは「鬼滅の刃」「呪術廻戦」といった作品の完結後、次世代の看板作品を育てる過渡期にある。そこに空知という実績十分の作家が加わることで、誌面全体に新たな活気が生まれることは間違いない。
原作ファンとしては期待とともに、少し複雑な気持ちもあるかもしれない。「銀魂」という作品があまりにも大きかっただけに、新作への比較や先入観は避けられないからだ。しかし空知英秋は「銀魂」連載中も常に読者の期待を裏切り続け、それがむしろ作品の魅力になっていた。新作でもその予測不能なスタイルは健在であることを信じたい。
4月6日の19号発売を皮切りに、3週連続で新たな物語が幕を開ける。各作品の詳細やあらすじ、キャラクター情報など、続報が入り次第改めてお伝えしていく。