【推しの子】の星野ルビーが、ドレスブランド「KIYOKO HATA」の広告モデルを務めるという劇中設定のエンタメワークビジュアルが公開された。このビジュアルは東京メトロ表参道駅(神宮前・原宿方面改札外)と銀座駅(銀座4丁目交差点方面改札外)に実際に掲出されており、現実と虚構の境界を溶かすような演出が話題を集めている。

公式サイトでは、ビジュアル掲出にあわせて「周囲の方へのご迷惑にならないようご配慮ください」という異例のアナウンスも掲載された。ファンが撮影のために駅構内に殺到することを見越した呼びかけだろう。それほどまでに注目度が高い企画だということだ。

ルビーを演じるのは井胡ゆりえ。そのほかのメインキャストは、星野アクアマリン役に大塚剛央、有馬かな役に韓国愛、黒川あかね役に岩見雅奈、MEMちょ役に奥坊るみ、斉藤ミヤコ役にLynn、そして星野アイ役に高橋李依と、豪華な顔ぶれが揃っている。

作品を知らない方のために簡単に紹介しておこう。【推しの子】は、赤坂アカ(「かぐや様は告らせたい」)原作・横槍メンゴ(「クズの本懐」)作画による漫画で、集英社「週刊ヤングジャンプ」にて2020年4月から連載中。アニメはスタジオDoga Koboが全3シーズンを担当し、監督は平牧大輔が務めている。

物語の核心は「転生」と「芸能界の闇」だ。産婦人科医として推しアイドル・星野アイの担当医となった雨宮吾郎は、ストーカーによって殺害され、アイの子供・アクアマリンとして転生する。華やかなショービジネスの裏に潜む欺瞞と暴力を、転生者の視点で暴いていくドラマ・ミステリー作品である。

シーズン3では「POP IN 2」リリースから6ヶ月が経過。MEMちょの奮闘によりB小町はメジャーデビューへの道を歩み始め、アクアは多才なエンターテイナーとして、あかねは実力派女優として着実にキャリアを積む。一方でかなは以前の明るさを失い、そしてルビーはアイと吾郎の死の真相を追うべく芸能界での階段を駆け上がり続けている。

今回の「KIYOKO HATA」コラボビジュアルは、まさにそのルビーが芸能界でめきめきと頭角を現している物語の流れに沿った企画だ。作中キャラクターが実在するブランドの広告モデルを務めるという形式は、芸能界のリアルを描いてきたこの作品ならではの仕掛けであり、単なるコラボ広告を超えた没入体験として機能している。

表参道・銀座という、ファッションと芸能の匂いが漂う立地に掲出されたのも意図的な選択だろう。ルビーというキャラクターがその街に実在するかのような錯覚を生み出す演出として、原作ファンなら思わず足を運びたくなるはずだ。今後もこうしたリアル連動施策がどう展開されていくのか、続報を追いかけていきたい。

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