夏目イサクによるBL漫画「キャンディカラー・パラドックス」が、ついに完結を迎えた。2009年の連載開始から長年にわたり読者を魅了し続けた本作は、2022年には実写ドラマ化も実現した人気作だ。
本作は2009年に連載がスタートし、以来15年以上にわたってBLジャンルを代表する作品のひとつとして愛されてきた。完結の詳細な巻数や掲載誌の最終号については続報が待たれるが、長い歴史に幕を下ろすこととなった。
作品の内容は、犬猿の仲のパパラッチ記者・大和とスキャンダルを追うカメラマン・桜庭が、仕事上のバディとして組まされながらも次第に距離を縮めていくというラブコメディ。正反対の性格を持つ二人のぶつかり合いと、そこから生まれる甘酸っぱい感情の変化が丁寧に描かれており、BL入門作としても長く親しまれてきた。
2022年に放送された実写ドラマ版では、大和役を健人、桜庭役を廣瀬智紀が演じ、原作の持つ軽快なテンポとキャラクターの魅力を実写で再現。原作ファンからも好意的な評価を受け、改めて本作の世界観の幅広さを証明した形となった。
BL漫画が15年以上の連載を続けること自体、業界的にも異例のことであり、それだけ夏目イサクの筆力と、このカップルへの読者の愛着がいかに深かったかを物語っている。ラブコメとしての完成度の高さに加え、キャラクターの成長を丁寧に積み重ねてきた点が、長期連載を支えた大きな要因だろう。
原作ファンにとっては、完結という事実に寂しさを感じる人も多いはずだ。一方で、長年温めてきた物語がきちんと着地点を迎えたという意味では、作者・夏目イサクの誠実さも伝わってくる。最終巻の内容やあとがきには、15年分の思いが詰まっているに違いない。
完結に伴い、最終巻の発売や関連グッズ、あるいは実写版の追加展開など、今後の動きにも引き続き注目していきたい。