小林有吾の次回作が夏以降に延期となる一方、「アオアシ」のスピンオフ作品「ブラザーフット」が4月6日より連載を再開することが明らかになった。

「ブラザーフット」は2021年に5話が掲載されて以来、長らく休止状態が続いていた作品だ。数年越しの再開となるだけに、「アオアシ」ファンにとっては待ちに待ったニュースと言えるだろう。4月6日の再開に向けて、続きを楽しみにしていた読者も多いはずだ。

そもそも「アオアシ」は、小林有吾が描くサッカー漫画で、愛媛出身の粗削りな才能を持つ少年・青井葦人が、Jリーグのユースチームでプロを目指して成長していく物語だ。戦術的なサッカー描写とキャラクターの心理描写が高く評価されており、アニメ化もされた人気作品。「ブラザーフット」はその世界観を引き継いだスピンオフにあたる。

気になるのは、なぜ「ブラザーフット」が2021年の5話掲載以降、これほど長い期間にわたって休止していたかという点だ。小林有吾が本誌連載の「アオアシ」に注力していたことが主な理由と考えられるが、それだけに今回の再開は、何らかの区切りや体制の変化があったことを示唆しているのかもしれない。

一方で、小林有吾の新作については夏以降への延期が発表された。次回作への期待が高まっていただけに、ファンとしては少々残念なニュースではある。ただ、「アオアシ」で見せた丁寧な取材と緻密な構成を考えると、十分な準備期間を設けて臨む姿勢は、むしろ作品のクオリティへの自信と誠実さの表れと受け取ることもできる。

「ブラザーフット」の再開と新作の動向、どちらも引き続き続報が待たれる。小林有吾ワールドの広がりに、今後も目が離せない。