霧笛ノトが手がけるホラーシューティングゲーム「近畿霊務局」のコミカライズが、2025年3月30日発売のヤングキングアワーズ5月号(少年画報社)にて連載をスタートさせた。マンガの執筆を担当するのはゆのこショウ。
コミカライズの詳細についてはまだ明らかになっていない部分も多いが、原作ゲームの持つ独特の世界観をどのようにマンガという媒体で表現していくのか、早くも注目が集まっている。
「近畿霊務局」は、タイトルからも想像できるとおり近畿地方を舞台にしたホラー作品だ。最大の特徴は「幽霊にやり返せる」というコンセプトで、ただ怖がるだけでなく、プレイヤーが幽霊に対して積極的に立ち向かえるシューティング要素を持つ点が従来のホラーゲームとは一線を画している。じわじわと恐怖を積み重ねるだけでなく、スカッとした爽快感も味わえるという、ユニークなゲーム体験が話題を呼んだ。
このジャンルの組み合わせ自体がすでに個性的だが、コミカライズにあたって気になるのはその「やり返す爽快感」をマンガでどう再現するかという点だ。ゲームならではのインタラクティブな体験をページの上に落とし込む作業は決して簡単ではないが、逆に言えばそこに作画担当・ゆのこショウの腕の見せどころがある。アクションとホラーの緊張感をコマの中でいかに共存させるか、第1話からすでに試されている。
ヤングキングアワーズはこれまでも「ヴィンランド・サガ」や「ガンスリンガーガール」といった骨太な作品を輩出してきた雑誌で、アクション・バトル系の作品との相性は折り紙付きだ。ホラー×シューティングというジャンルも、同誌の読者層にはむしろ刺さりやすいかもしれない。
ゲーム原作のコミカライズは近年ますます増加傾向にあるが、インディー色の強いタイトルがマンガ誌に進出するケースはまだ珍しく、その意味でも「近畿霊務局」のコミカライズは小さくない挑戦と言える。原作ゲームのファンにとっては、自分が遊んだ世界が紙の上で動き出す喜びがあるだろうし、マンガから入る新規読者がゲームへと流れ込む相乗効果にも期待したいところだ。
今後の展開やコミカライズの続報については、ヤングキングアワーズの誌面および少年画報社の公式情報をチェックしておきたい。