TVアニメ「神の庭付き楠木邸」第1話のあらすじと場面カットが公開された。悪霊だらけの屋敷を舞台に、神々と人間が繰り広げる賑やかな日常が、いよいよ動き出す。
公開された場面カットには、主人公・楠木湊をはじめ、山神や陰陽師と思われるキャラクターたちの姿が映し出されており、田舎の一軒家という素朴な舞台に個性豊かなメンツが揃う第1話の雰囲気が早くも伝わってくる。制作はJUVENAGEが担当し、KADOKAWAおよびTV Asahiが名を連ねる布陣だ。
本作はライトノベルを原作とするファンタジー・コメディ作品。物語の主軸となるのは、田舎の奥深くにある「楠木邸」という屋敷だ。悪霊が溢れかえるその場所の管理を任された楠木湊は、並外れた能力で次々と霊を祓っていく。しかし屋敷が浄化されると今度は、その快適さに惹かれた個性豊かな神々が次々と移り住んでくることになる。神聖な隣人たちに囲まれながら、湊がのんびりと日々を過ごすほのぼのとした日常が描かれる。
ジャンルはコメディ・ファンタジー・日常とあって、ドタバタしすぎず、かといって退屈でもない、ちょうどいい温度感の作品に仕上がりそうな予感がある。山神や陰陽師といったワードが並ぶと一見シリアスに思えるかもしれないが、あらすじを読む限りでは、神様たちが「居心地がいいから住み着く」というコミカルな設定が軸になっており、日本の神話・民俗的なモチーフをゆるやかに取り込んだ作風が楽しめそうだ。
近年、神様や妖怪が人間と共に暮らすスローライフ系ファンタジーは一定の人気を持つジャンルとして定着しており、本作もその流れを汲む一作といえる。ただ、悪霊を祓うという能動的な要素と、神々に囲まれるという受動的な日常の組み合わせは、ありそうでなかった切り口でもある。主人公の湊がどんな人物として描かれるのか、第1話でどこまで世界観を見せてくれるのかが、作品の印象を大きく左右するポイントになるだろう。
制作スタジオのJUVENAGEはまだ実績が多くないだけに、映像クオリティや演出面では未知数な部分も正直あるが、KADOKAWAとTV Asahiというバックアップ体制は心強い。原作ファンにとっては、大好きなキャラクターたちがどう動き、どんな声で語りかけてくるのかが最大の関心事になるはずだ。
今後もキャスト情報や主題歌、放送日程など続報が出てくることが予想される。第1話の場面カットで期待が高まった分、次の情報解禁がいっそう待ち遠しい。