TVアニメ「ガンバレ!中村くん!!」にて、主人公・中村が愛読する劇中マンガ「ラブ弁!」の主人公・幕の内役を山口勝平が、宅役を竹内順子が担当することが明らかになった。

「ラブ弁!」は作中に登場する架空のラブコメマンガで、第2話から存在感を発揮している。物語の本筋である中村の片想いと絡み合いながら、ギャグや恋愛描写を盛り上げる役割を担っているようだ。そこに山口勝平と竹内順子という、アニメファンなら誰もが知るベテランコンビが配役されたのは、なかなか粋な人選といえる。

山口勝平といえば「名探偵コナン」の工藤新一や「犬夜叉」の犬夜叉など、少年・青年キャラクターを長年にわたって演じてきた実力派。竹内順子は「NARUTO」のナルト役や「ワンピース」のチョッパー役で知られ、こちらも声優界を代表するひとりだ。ラブコメ作品の劇中マンガというある意味コミカルな役どころに、この二人が揃うのは視聴者へのちょっとしたご褒美感がある。

本作「ガンバレ!中村くん!!」は、春泥原作のマンガを原作とした全13話のTVアニメ。内気な少年・中村が、クラスメートの夢見がちな高校生・ヒロセに一目惚れするところから物語が始まる。ただし中村は生粋のドジっ子で、告白どころか接点を作ることすら一苦労。すれ違いと失敗を繰り返しながらも、懸命に恋に向き合う姿がコメディタッチで描かれる。

ジャンルはコメディ・恋愛・日常と、ゆるやかに楽しめる構成になっており、現時点でのスコアも7.30と視聴者からの評価は安定している。Hulu Japanでの1週間先行配信という形式を取っており、第1話・第2話が同時リリースされるなど、ファンへの配慮も感じられる。

今回の発表で注目したいのは、「劇中マンガにもきちんとキャストをあてる」という制作側の丁寧な姿勢だ。ともすれば省略されがちな劇中作品の演出にこれだけ力を入れているということは、「ラブ弁!」が単なる小道具ではなく、物語の重要な装置として機能していることを示唆している。中村の恋愛観や行動にどう影響を与えていくのか、本筋との絡み方も含めて注目したいところだ。

山口勝平・竹内順子という名コンビが劇中マンガにどんな彩りを加えていくのか、今後の放送回でのさらなる活躍に期待したい。