嶋本和彦が手がける吸血鬼×アイドルをテーマにしたマンガ「ヴァンパイドル滾」が、全3話という短命で完結することが明らかになった。

本作は2025年5月に連載をスタートしたばかりの新作。デビューからわずか数ヶ月、しかも3話という極めて短い幕切れとなる。具体的な最終話の掲載時期については続報を待つ必要があるが、事実上の短期打ち切りという形になる。

「ヴァンパイドル滾」は、タイトルが示す通り吸血鬼とアイドルというふたつの要素を組み合わせた作品。「滾る(たぎる)」という言葉が持つ熱量やたぎる感情を前面に押し出したタイトルからも、作者のエネルギッシュな作風が伝わってくる。

作者の嶋本和彦といえば、1980年代から活躍するベテランマンガ家で、「燃える!お兄さん」などの代表作で知られる存在だ。熱血と笑いを融合させた独特のスタイルが持ち味であり、今作もそのDNAを受け継いだ作品として期待を集めていただけに、早期終了はファンにとって残念なニュースと言わざるを得ない。

3話という話数は、連載マンガとしては異例の短さだ。通常、打ち切りと呼ばれる作品でも数ヶ月から半年程度の掲載期間があることが多く、連載開始から完結まであっという間に終わってしまう今回のケースは、業界的にも珍しい部類に入る。読者と作品との間に関係が築かれる前に幕が下りてしまう形となった。

吸血鬼×アイドルというジャンルの組み合わせ自体は、近年のアニメ・マンガ市場でも一定の需要がある。それだけに、コンセプトの面白さとは裏腹に早期終了となってしまったことは惜しまれる。嶋本和彦の描く独自解釈のヴァンパイアアイドルがどんな世界観を持っていたのか、3話分の内容が気になるところだ。

連載は短く終わることになったが、嶋本和彦という作家自体のパワーは健在だ。今後どのような新作を発表するのか、次の動向に引き続き注目していきたい。