「エグジステンシャル・アンプラグド」で知られるクリエイターコンビ、小森サジと加奈まさやが新作マンガ「放課後クロノスイッチ」を始動させた。2人の学生が2006年へとタイムスリップするという設定が早くも話題を呼んでいる。
「放課後クロノスイッチ」は、現代に生きる2人の学生が何らかのきっかけで2006年にタイムスリップするタイムトラベルストーリー。「放課後」という言葉が示すとおり、青春の匂いが色濃く漂う作品になりそうで、日常と非日常が交差するドラマが展開されることが期待される。2006年という年代設定も絶妙で、スマートフォン普及前夜のあの時代特有の空気感がどう描かれるか、今から気になるところだ。
この新作を手がけるのは、「エグジステンシャル・アンプラグド」で独自の世界観と繊細な心理描写を見せつけた小森サジ(原作)と加奈まさや(作画)のタッグ。前作は実存的なテーマを青春と絡めながら描き、一部のマンガファンから熱い支持を集めた作品だ。その2人が組んで新たに挑むのがタイムスリップもの、というのは少し意外な印象もあるが、むしろ「過去と向き合う」というテーマは彼らの作風と地続きのものを感じさせる。
注目したいのは、2006年という具体的な年代の選択だ。現在の高校生や大学生にとっては生まれて間もない頃か、あるいはまだ幼かった時代。親世代には懐かしく、若い読者には新鮮に映るこの時代設定は、世代を超えた共感を狙った仕掛けとも読み取れる。ガラケー全盛、SNS黎明期、あの頃の独特のカルチャーが作中にどう盛り込まれるかは、読者にとって大きな楽しみのひとつになるだろう。
前作「エグジステンシャル・アンプラグド」で培った人間の内面を掘り下げる筆致が、タイムスリップというエンターテインメント性の高い設定と組み合わさることで、単純なノスタルジー作品に留まらない深みが生まれる可能性は十分にある。タイムトラベルを通じて「あの時代に戻ったら何が変わるのか」「変えたいものは何か」という問いを丁寧に描いてくれるなら、このコンビならではの一作になるはずだ。
キャスト・スタッフ詳細や連載媒体、掲載スケジュールなどはまだ明らかになっていない部分も多く、続報が待たれる状況だ。新連載の全貌が明らかになるにつれ、さらなる情報をお届けしていく予定なので、引き続きアニメタナをチェックしてほしい。