2026年4月13日発売の週刊少年ジャンプ20号(集英社)にて、里庄マサヨシによる新連載「夏と蛍籠(むしかご)」が本日スタートした。バスケットボールを題材にした青春漫画となる。

「紅葉の棋節」の里庄マサヨシが新たな舞台へ

里庄マサヨシといえば、将棋を題材にした「紅葉の棋節」でその名を知られる作家だ。知略と感情が交差するドラマを丁寧に描き、ジャンプ読者からの支持を集めてきた。今回の「夏と蛍籠」では将棋からバスケットボールへと舞台を移し、新たな挑戦に踏み出している。

タイトルの「蛍籠(むしかご)」という言葉が持つ、閉じ込められた光のイメージ。それが高校バスケという激しい競技の物語とどう絡み合うのか、タイトルの時点からすでに想像力をかき立てられる。

かつて心を折られた天才との再会——物語の核心

本作の軸となるのは、「かつて自分の心を折った天才と、高校で再会する」という設定だ。スポーツ漫画の定番である「ライバルとの対決」をベースにしながらも、「心を折られた」という過去の傷が物語に深みを与えている。単純な勝ち負けではなく、主人公が自分の内側と向き合う構造になっていることが予想され、里庄マサヨシが「紅葉の棋節」で見せた心理描写の巧みさが、バスケという肉体的なスポーツにどう融合するかが最大の見どころと言えるだろう。

スポーツ漫画において「過去のトラウマ」と「才能との再対峙」はひとつの王道でありながら、描き手の力量によって作品の質が大きく変わるテーマでもある。将棋という静的な競技の心理戦を描いてきた作家が、動的なバスケットボールでどんな感情の機微を切り取るのか——その答えが、これからの連載で明らかになっていく。

週刊少年ジャンプでのバスケ漫画といえば、過去に数々の名作が生まれてきた激戦区でもある。新連載「夏と蛍籠」が今後どのような展開を見せるのか、続報に注目したい。