[名探偵コナン ハイウェイの堕天使](https://anizukan.com/anime/30516)

開幕3日間で351億円超え——シリーズ新記録を樹立

劇場版「名探偵コナン」シリーズ最新作「ハイウェイの堕天使」が、公開初週末の3日間で興行収入35億214万円(チケット販売枚数231万8,009枚)を記録し、シリーズ歴代最高の3日間オープニング成績を打ち立てた。昨年公開された前作「100万ドルの五稜星(みちしるべ)」が打ち立てた記録を早くも塗り替えた形だ。

前作の記録を超えたことが意味するもの

近年の劇場版コナンは、毎年のように自らの記録を更新し続けるという異常な状況が続いている。2024年公開の「100万ドルの五稜星」も当時のシリーズ最高記録を更新したばかりだったが、「ハイウェイの堕天使」はその牙城をわずか1年で崩したことになる。コナン映画がもはや「アニメ映画」の枠を超え、国民的エンターテインメントとして定着していることを改めて数字が証明した格好だ。

シリーズ第29作目——「ハイウェイの堕天使」とはどんな作品か

本作は、青山剛昌原作のマンガを原作とする劇場版「名探偵コナン」シリーズの第29作目。制作はTMS Entertainmentが担当している。タイトルに含まれる「ハイウェイ」というワードから、高速道路を舞台にした密室的なサスペンスが展開されるものと見られており、シリーズ定番のミステリー色の強い作風が期待される。

コナン映画は毎年4月に公開されるゴールデンウィークの風物詩として長年親しまれており、子どもから大人まで幅広い層を劇場に呼び込む力を持っている。近年はとくに赤井家や黒の組織をめぐる原作の核心に迫るストーリーが人気を集めており、本作がどのような伏線を回収し、あるいは新たな謎を提示するのかが原作ファンにとっての最大の関心事となっている。

記録更新が続く背景にある「コナン映画」の強さ

231万枚超えというチケット販売枚数は、単純計算でも日本人のおよそ50人に1人が開幕3日間で劇場に足を運んだことを意味する。この数字の背景には、毎年積み上げてきたブランドへの信頼と、SNSを中心とした口コミの爆発力がある。とりわけ近年のコナン映画は「ネタバレ厳禁」の空気が強く、それがかえって「早く観なければ」という初動の動員を後押しする構造になっている。

今後の累計興行収入がどこまで伸びるのか、そしてシリーズ初の100億円突破となるのかどうかにも注目が集まる。続報を引き続き追っていきたい。