シリーズ35周年を迎えた「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」の新作ショートアニメ制作が決定した。OVA「新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN」の正統続編にあたる作品で、フル作画での制作となることも明らかになっている。

35周年アニバーサリーと新作発表の詳細

今回の発表に合わせて、シリーズ35周年を記念したアニバーサリービジュアルも初公開された。新作はOVAシリーズの最終章として位置づけられていた「SIN」の続きを描く正統続編であり、往年のファンにとっては長年待ち望んでいたニュースといえる。現時点ではキャストやスタッフ、公開時期などの詳細は明らかになっていないが、「フル作画」という制作スタイルが明言されている点は注目に値する。

「サイバーフォーミュラ」とはどんな作品か

「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」は1991年にサンライズが制作したSFレーシングアニメだ。コンピューターナビゲーションシステムを搭載した近未来のレーシングマシンが競い合う「サイバーフォーミュラ」グランプリを舞台に、14歳の最年少ドライバー・風見ハヤトが最新ナビシステム「アスラーダ」とともに頂点を目指す物語である。TVシリーズ全37話ののち、「11」「ZERO」「SAGA」「SIN」と複数のOVAシリーズへと続き、レースの迫力だけでなくドライバーたちの成長や人間ドラマが丁寧に描かれてきた。

「SIN」の続編という重みと、フル作画への期待

「SIN」は2000年代初頭に展開されたOVAシリーズで、シリーズ全体の集大成的な位置づけだった。その正統続編という形での新作制作は、シリーズが単なる周年企画に留まらず、物語として新たな地平を切り開こうとしていることを示している。また「フル作画」という言葉が強調されているのは、近年のショートアニメがCGや省コストの手法を採用するケースも多いなかで、クオリティへの強いこだわりを示すものだろう。サンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)が手がけてきたシリーズだけに、そのビジュアル面での完成度にはおのずと期待が高まる。

長らく続報を待ち続けたファンにとって、今回の発表はシリーズへの愛着を再燃させるに十分なものだ。キャスト・スタッフ・公開日程といった続報がどのように明かされていくか、引き続き注目していきたい。