太郎勇ミによる読み切り漫画「変わった2人」が、4月16日に少年ジャンプ+で公開された。
肌に自信が持てない男子高校生が主人公
本作の主人公・影畠は、自分の肌にコンプレックスを抱えており、そのせいで友達もなかなかできないまま高校3年生になってしまった青年だ。毎日ひとりで昼食をとる孤独な日々を送る彼のもとに、ある日突然、野球部の日田が「俺にスキンケア教えてくんね?」と声をかけてくる。一見かみ合わなそうな2人の出会いから、物語は静かに動き出す。
スキンケアという、男子高校生を主人公とした青春漫画ではなかなか見かけないテーマを切り口にしているのが、本作の大きな特徴だ。外見へのコンプレックスや自己肯定感の低さといった悩みは、現実の10代が抱えるリアルな問題でもある。それを少年漫画の文脈で正面から描こうとする姿勢は、読者の共感を呼びやすいアプローチといえる。
「変わった2人」が描こうとするもの
タイトルの「変わった2人」という言葉には、「ちょっと変わったやつら」という意味合いと同時に、出会いによって「変わっていく2人」という二重の意味が込められているのかもしれない。影畠と日田、それぞれが抱える事情や価値観がぶつかり合いながら、互いにどう影響を与え合っていくのか——読み切りという短い尺の中で、作者の太郎勇ミがどこまでその関係性を掘り下げているかが読みどころになるだろう。
少年ジャンプ+は近年、読み切り作品から連載へと発展するケースが多く、本作もその流れに乗る可能性は十分にある。「変わった2人」が今後どんな展開を見せるのか、引き続き注目していきたい。