公開された映像の内容
劇場版アニメ「パリに咲くエトワール」の冒頭11分の映像が、松竹アニメチャンネルの公式YouTubeにて正式に公開された。
公開された映像には、ヒロイン2人の初めての出会いのシーンが収録されているほか、2Dアニメーションで描かれたバレエの演技、カットを割らずに見せるスタイリッシュな長回しの映像、そしてパリの街並みを切り取った美しいカットなど、本作の魅力が凝縮された内容となっている。本編公開から約1か月というタイミングでの映像解禁は、まだ劇場に足を運んでいないファンにとって格好の入門編となりそうだ。
豪華スタッフが手がけるオリジナル劇場アニメ
本作は2026年3月13日より日本の劇場で公開されているオリジナル劇場アニメ。監督を務めるのは、「ONE PIECE FILM RED」や「コードギアス 反逆のルルーシュ」で知られる谷口悟朗。作画面では、スタジオジブリ作品「魔女の宅急便」「海がきこえる」でキャラクターデザインを担当した近藤勝也がオリジナルキャラクターデザイン・主要作画を担当しており、背景美術監督には「天国大魔境」の金子雄司が名を連ねる。
キャストは、藤子役に当麻あみ、千鶴役に嵐莉菜、ルスラン役に早乙女太一、オルガ役に門脇麦、矢島正一役に津田健次郎といった面々が揃っている。アニメーション制作はArvo Production。
20世紀初頭のパリを舞台にした、夢と友情の青春物語
あらすじは、20世紀初頭の激動の時代を背景に、画家を志す藤子とバレエダンサーを夢見る千鶴、2人の日本人少女が主人公。横浜での偶然の出会いを経て、芸術の都パリで再会した2人が、それぞれの「エトワール(星)」を目指してぶつかり合い、支え合いながら成長していく物語だ。
注目したいのは、近藤勝也が手がける2Dバレエ作画の存在感だ。ジブリ作品で培った繊細な人物描写と、バレエという身体表現の組み合わせは、今回公開された映像を見るだけでもその説得力が伝わってくる。谷口悟朗監督の演出と、近藤勝也の作画が化学反応を起こした本作は、近年のオリジナル劇場アニメの中でも異色の存在感を放っている。
劇場公開から時間が経った今、改めてこの冒頭映像をきっかけに本作を知るファンも増えるだろう。今後の配信情報や円盤リリースの発表にも注目していきたい。