放送50周年を迎えた「超電磁ロボ コン・バトラーV」のHDリマスター版Blu-ray BOXが、2025年8月5日に東映ビデオより発売されることが決定した。あわせて、主人公・葵豹馬役を務めた三ツ矢雄二のナレーションによる告知CMも公開されている。
安彦良和の描き下ろしジャケット、三ツ矢雄二の肉声ナレーション
今回発表されたBlu-ray BOXは、全54話をHDリマスターで収録した本格的なパッケージ商品。ジャケットイラストには、アニメ界の重鎮・安彦良和による描き下ろしが採用されており、往年のファンにとっては手に取るだけで感慨深い仕上がりとなっている。
告知CMでナレーションを担当するのは、主人公・葵豹馬を演じた三ツ矢雄二。50年の時を経てもなお、あの声で作品を語りかけてくる演出は、ファンの胸に響くものがある。現役で活躍し続ける三ツ矢雄二が、自ら手がけたキャラクターの記念作品に参加するというのは、単なる販促CMを超えた意味を持つだろう。
「長浜ロマンロボシリーズ」の原点、今あらためて
「超電磁ロボ コン・バトラーV」は1976年にTV朝日系で放送が始まった、長浜忠夫監督による巨大ロボットアニメだ。続く「超電磁マシーン ボルテスV」「闘将ダイモス」とともに「長浜ロマンロボシリーズ」を形成する、その記念すべき第一作にあたる。
物語の舞台は21世紀初頭。数千年前に宇宙を旅し、地球近傍に潜伏していたキャンベル星人が、科学者オレアナの指揮のもとついに地球侵略を本格化させる。彼らが繰り出す巨大な生体機械獣「奴隷獣」に対抗するのが、5機の戦闘マシンが合体して誕生する超電磁ロボ コン・バトラーVと、その若きパイロットたちだ。単なるロボットアクションにとどまらず、キャラクターの感情や人間ドラマを丁寧に描いた点が当時の視聴者を引きつけ、後のロボットアニメに大きな影響を与えた作品として今も語り継がれている。
50年の節目に問われる「映像の価値」
今回のリリースで特筆すべきは、HDリマスターという点だ。1970年代の映像をどこまで現代の視聴環境に耐えうるクオリティに仕上げられるか、その技術的な取り組みは近年の旧作アーカイブにおける大きなテーマでもある。東映ビデオがこれまで手がけてきたリマスター作品の実績を踏まえれば、一定以上の品質は期待できるところだが、原作ファンとしてはやはり実際の映像を見るまで気が抜けない。
リアルタイムで視聴した世代には青春の記憶として、若い世代には「ロボットアニメの源流」として、それぞれ異なる入口から楽しめる作品でもある。発売日の8月5日に向けて、続報や収録内容の詳細にも注目しておきたい。