TVアニメ「さよならララ」の第2弾メイントレーラーが公開された。あわせて新たなキャスト陣と、いきものがかりによるオープニング主題歌「さよならララ」も発表されている。

人魚の日常と、不穏な予感——新トレーラーの内容

今回公開されたトレーラーでは、人魚のララが現代日本で人間として暮らす日常のシーンが描かれている。周囲の人間キャラクターたちとのやり取りも垣間見えるほか、終盤には不穏な雰囲気の場面が映し出され、「to be continued」のテロップで締めくくられるという、続きを強く意識させる構成になっている。

主題歌を担当するのはいきものがかり。国民的なポップバンドとして知られる彼らが、本作のタイトルと同名の楽曲「さよならララ」を歌うという組み合わせは、作品の情感あるテーマとも見事にマッチしている。

新たに発表されたキャストは以下のとおり。小野友樹が大津義也役、馬道哲章が大津誠役、住友菜々絵が大津恵麻役、寺杣昌紀がローワン役を担当する。

「さよならララ」とはどんな作品か

本作は、アニメーション制作スタジオキネマシトラス15周年記念プロジェクトとして制作されるオリジナルアニメ。アンデルセンの「人魚姫」に着想を得たファンタジー作品で、その設定は現代の日本——滋賀県の琵琶湖——に置き換えられている。

物語の核心は、200年前に人間の王子に恋をした人魚ララが、魔女の薬を飲んで人間になったことに始まる。「真実の愛を見つけられなければ泡となって消える」という呪いを抱えたまま、ララは現代の琵琶湖に姿を現し、ボクシングに打ち込む少女・大津マリと同居することになる。人魚だった記憶を持ちながら、慣れない人間社会に溶け込もうとするララの姿が、本作の中心に据えられている。

キネマシトラス15年の集大成、そして新鋭監督のデビュー作

注目したいのは、本作の監督を務める小出拓志の経歴だ。滋賀県出身という点がまず面白い——舞台となる琵琶湖のある滋賀を知り尽くした人物が指揮を執るわけで、ロケーション描写への説得力は折り紙付きといえる。TVシリーズの監督としては本作が初挑戦となるが、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」シリーズでは助監督や衣装・武器デザインを担当しており、映像センスと現場経験は十分に積み上げてきた人物だ。

そのキネマシトラスが15周年の節目にぶつけてくる作品であることも、本作への期待を高める理由のひとつ。「ブラッククローバー」や「メイドインアビス」など、クオリティの高い作品を送り出してきたスタジオが、どんな映像でこの人魚の物語を彩るのか。

放送は2026年7月を予定。日本での放送に先駆け、米国では「Anime Central 2026」にてプレミア上映が行われることも明らかになっている。続報が出るたびに期待値が上がっていく本作、今後の情報にも注目していきたい。