あらすじ
1987年秋、東京の杉並に暮らす木下家は、一家の大黒柱である父親の収入に家計のやりくりで苦心していた。家計を助けるため、二階の空き部屋を貸し出すことを決める。そんなある日、一匹の老犬が若い犬を連れて木下家を訪れる。老犬は野良山クロヨシと名乗り、連れの若い犬を孫の野良黒だと紹介する。クロヨシは探偵事務所の開設を計画しており、木下家の部屋を事務所として借りたいと申し出る。こうして、クロヨシが社長、野良黒クンが所長を務める探偵事務所が誕生する。さらに、木下家の長男である慶太を従業員として雇い入れ、近所に住む女子高生の沢口リカをアドバイザーとして迎え入れる。事務所開設からわずか3日後、一本の電話が鳴り響き、彼らの最初の事件が幕を開ける。