あらすじ
椎名宗純は猫のように気まぐれな性格で、有田に会いに来るのは彼がそうしたい時だけである。有田はそのことを知りながらも、宗純を放っておくことができない。 3ヶ月の空白期間を経て、著名なギタリストである宗純は、一流音楽雑誌の編集者である有田のもとに戻ってくる。宗純は才能に恵まれているにもかかわらず、日本の音楽シーンから距離を置いている。彼は落ち着くことができず、国々を転々とし、長年の恋人である有田を置いていくことが多い。有田は宗純のそうした性質を理解しているが、彼が常にそばにいて、抱きしめ、愛し合える関係を求めてやまない。 この二人の男性の間に育まれる大人の愛は、有田の宗純の才能への憧れ、自身の劣等感、そして愛情から生まれる自由と独占欲の間で揺れ動く感情が描かれている。