茶麻によるマンガ「臼井くんはしのびない」の第1巻が、4月20日に発売された。DREコミックスで連載中の本作は、存在感ゼロの男子高校生と、どうしても彼を忍にしたいくノ一女子高生が繰り広げる日常ラブコメだ。

"存在感ゼロ"という設定の新鮮さ

主人公の臼井透は、クラスメートはおろか自動ドアにすら認識されないという、前代未聞の存在感のなさを持つ男子高校生。その「誰にも気づかれない」という特性を、忍の才能として見抜いたのが、くノ一の転校生・御影千華だ。御影は臼井を忍の世界へスカウトしようと積極的にアプローチするが、臼井本人はある"予想外な夢"を抱えており、二人の関係は一筋縄ではいかない展開を見せる。

「空気が読める」どころか「空気そのもの」という主人公の設定は、ラブコメ界隈でも一際ユニークな切り口だ。スカウトする側のくノ一女子という構図も、いわゆる"積極的ヒロインが主導権を握る"タイプの関係性で、近年のラブコメ読者層にはフィットしやすい。

第1話は期間限定で無料公開中

第1巻の発売に合わせ、現在は第1話が期間限定で無料試し読み公開されている。臼井と御影の出会いや、二人のテンポ感を確かめるには絶好の機会だ。「忍×ラブコメ」という組み合わせが自分に合うかどうか、まずは1話で判断してみるといいだろう。

作者の茶麻は、軽快なコマ割りとキャラクターの表情描写に定評があり、日常系ラブコメとの相性は申し分ない。臼井の"存在感のなさ"をどう画面で表現しているかという点も、読みどころのひとつになっている。

1巻にはどこまでのエピソードが収録されているのか、また臼井が抱える「予想外な夢」の正体がどう物語に絡んでくるのか——続刊の展開も含め、今後の情報に注目していきたい。