草薙素子と公安9課が"人形使い"と対峙する新映像
今回公開されたキービジュアル第3弾とPV第3弾では、草薙素子率いる公安9課と、原作でも重要な役割を果たす敵キャラクター"人形使い"との対峙が描かれている。映像からは、本作が単なるリメイクにとどまらず、原作マンガの持つ緊張感とサイバーパンクな世界観を正面から描き出そうとしていることが伝わってくる。放送開始日の7月7日は、夏アニメの本格的な幕開けと重なる時期でもあり、今年の夏クールにおける注目タイトルのひとつとなることは間違いないだろう。
「攻殻機動隊」とはどんな作品か
「攻殻機動隊」は、士郎正宗が1989年から発表した SF マンガを原作とするサイバーパンク作品だ。情報ネットワークが世界を覆い、サイボーグ技術が高度に発達した近未来を舞台に、全身義体のサイボーグである草薙素子と、彼女が率いる政府の特殊部隊「公安9課(攻殻機動隊)」が電脳犯罪やテロに立ち向かう姿を描く。
単なるアクション作品にとどまらず、「人間とは何か」「魂(ゴースト)はどこに宿るのか」といった哲学的な問いを作品の核に据えているのが最大の特徴だ。押井守監督による1995年の劇場版アニメは世界的に高い評価を受け、ウォシャウスキー姉妹監督の「マトリックス」をはじめ、多くの映像作品に影響を与えたことでも知られている。
Production I.GとScience SARUが組む意義
制作スタジオとしてProduction I.GとScience SARUの名前が並んでいる点は、原作ファンにとっても見逃せない情報だ。Production I.Gは1995年の劇場版から神山健治監督による「Stand Alone Complex」シリーズまで、攻殻機動隊のアニメ化を長年にわたって手がけてきた"本家"とも言えるスタジオ。そこにユニークな映像表現で知られるScience SARUが加わることで、どのような化学反応が生まれるのか、期待と興味が高まる。
原作マンガのタイトルを冠した「THE GHOST IN THE SHELL」という副題も、1995年劇場版を強く意識したものに感じられる。原作マンガを忠実に映像化するアプローチなのか、あるいは独自の解釈を加えた新たな「攻殻」像を提示するのか——その答えは7月7日の放送開始とともに明らかになる。続報にも引き続き注目しておきたい。