少年ジャンプ+に新たな読み切りが登場
北野棃也による読み切り「シンキングゾンビ」が、本日5月25日に少年ジャンプ+にて公開された。タイトルの「シンキング(Thinking)」が示す通り、本作の核心にあるのは「考えること」だ。ゾンビというパニック劇の定番モチーフを使いながら、ただ逃げ惑うだけでなく、極限状態の中で知恵を絞る人間の姿にフォーカスしているのが大きな特徴といえる。
絶体絶命の屋上、思考が生死を分ける
物語は、街中にゾンビが溢れ出したことから幕を開ける。学校の屋上へと逃げ延びた少年少女たちは、四方をゾンビに囲まれた状況の中で「どうすれば生き残れるか」を必死に考え続ける。死が間近に迫る究極の緊張状態を舞台に、人間の思考力そのものを描き出す構成は、単純なホラー・アクションとは一線を画している。
読み切りという形式が生む密度の高さ
ゾンビものというジャンルは、映像・漫画問わず数多の作品が存在するが、読み切りという限られたページ数でそのエッセンスを凝縮しようとする試みは、作者の構成力が如実に問われる。北野棃也がこの設定でどのような結末を用意しているのか、また読み切りとしての完成度次第では連載化への期待も高まるところだ。少年ジャンプ+はこれまでも読み切りから人気連載を生み出してきた土壌があるだけに、本作の反響には注目しておきたい。