死者が蘇り、生者を襲う——謎の現象に挑む研究者たちの物語
「LONA」の舞台となるのは、神経光学分析研究所(LONA)。死亡したはずの人物が突如現れ、生きている人間を襲うという不可解な事件が相次ぐ中、LONAの研究者たちは死者の脳を解析することで、その真相に迫ろうとする。
謎めいたホラーサスペンスの香りを漂わせつつ、脳科学や研究施設という設定が物語に独特のリアリティを与えている。また、本作は兵庫県播磨科学公園都市にある理化学研究所(RIKEN)の大型放射光施設「SPring-8」にもインスピレーションを得ているとのことで、科学的な裏付けへのこだわりが随所に感じられる。
豪華スタッフ陣——「アンナチュラル」脚本家と実力派クリエイターが集結
注目すべきはスタッフ陣の顔ぶれだ。原案・脚本を手がけるのは野木亜紀子。ドラマ「アンナチュラル」で法医学を題材にした骨太なミステリーを描き切った実力派脚本家が、今度はアニメのオリジナル作品に挑む。キャラクター原案は出水ぽすか(「約束のネバーランド」)、監督は片桐崇(「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」)、音楽はYuki Sebuが担当する。アニメーションプロデューサーには「SPY×FAMILY」「Bubble」の山中一樹が名を連ねる。
キャストには、琴吹みなこがLONA研究員のアオ役、長瀬アンナが研修研究員のサンゴ役、和泉風花がLONA施設内で働くマスコット・ムゲン役でそれぞれ出演する。
公開されたティザービジュアルは全3種。サンゴの瞳にアオが映り込む印象的なカット、細部まで描き込まれたLONA研究施設の内観、そして物語の鍵を握ると思われる謎めいたオブジェクトのカットで、それぞれが異なる角度から作品の世界観を提示している。
WIT STUDIOが放つ、本格オリジナル作品への期待
「進撃の巨人」「ヴィンランド・サガ」「スパイ×ファミリー」など、原作つきの作品で高い評価を積み重ねてきたWIT STUDIOが、本格的なオリジナルアニメに挑むという点でも「LONA」は特別な意味を持つ。野木亜紀子の脚本と出水ぽすかのビジュアルという組み合わせは、アニメファンのみならず幅広い層にリーチできる可能性を秘めており、2027年春アニメの台風の目になりそうだ。
放送に向けてさらなる情報が解禁されるたびに、作品の輪郭がより鮮明になっていくはずだ。続報を待ちたい。