外伝の最終回で、シリーズに幕

本日7月3日発売の「花とゆめ」15号(白泉社)にて、草凪みずほ「暁のヨナ」の外伝が最終回を迎えた。本編はすでに完結していたが、外伝の連載が続いていたことで「暁のヨナ」シリーズとしての物語は続いていた。今号をもってその外伝も幕を下ろし、シリーズ全体が完全に完結したことになる。

シリーズの完結巻となる第48巻は2025年10月20日に発売予定。外伝の最終話も収録される見込みと思われ、長年のファンにとってはシリーズの締めくくりとして手元に置いておきたい一冊になるだろう。

「暁のヨナ」とはどんな作品か

「暁のヨナ」は、2009年から「花とゆめ」にて連載されてきた少女マンガの大作。草凪みずほが手がけるファンタジー歴史ロマンで、赤い髪を持つ皇女・ヨナが父王を失い、幼なじみのハクとともに国を追われるところから物語が始まる。

かつての繁栄を誇った国を取り戻すため、伝説の四龍の戦士たちを探す旅に出るヨナの成長と、個性豊かな仲間たちとの絆が丁寧に描かれてきた。少女マンガでありながら骨太な政治劇や戦闘シーンも盛り込まれており、少女・少年問わず幅広い読者層を獲得してきた作品だ。2014年にはアニメ化もされており、シリーズの知名度は高い。

15年以上続いた物語の終わりに

2009年の連載開始から数えると、「暁のヨナ」は15年以上にわたって読者に寄り添い続けてきた作品だ。本編の完結後も外伝という形でヨナたちの世界を描き続けてきた草凪みずほの姿勢は、この作品への深い愛着を感じさせる。

長期連載ゆえに積み重なってきたキャラクターへの愛着は相当なものがあるだけに、「完全終幕」という言葉の重みはファンにとって格別だろう。一方で、これだけ丁寧に描かれてきた物語が、きちんと幕を下ろしたことへの安堵感もあるはずだ。

10月の第48巻発売に向けて、改めてシリーズを読み返す読者も多そうだ。草凪みずほが紡いできた「暁のヨナ」という世界の総決算となる最終巻に、ぜひ注目してほしい。