女装男子とゲーマー女子が織りなすハートフルラブコメ
にいちによるマンガ「現実(リアル)もたまには嘘をつく」は、もともと同人誌からスタートした作品。その後SNSのXを中心に大きな話題を集め、KADOKAWAから単行本が刊行されるに至った人気作だ。
物語の中心にいるのは、やむを得ず女装をすることになった男の子・薫と、引きこもりの女の子・七海。ネットゲームで女性キャラクターを使ってプレイしていた薫は、ゲーム内で仲良くなったナナミとリアルで会う約束を交わす。てっきり女の子が来ると思っていた七海は、待ち合わせ場所に現れたのが男の薫だと知ってショックを受けるが——そこから二人のちぐはぐでハートフルな関係が始まっていく。
完結直前のアニメ化発表という絶妙なタイミング
TVアニメは2027年放送予定。現時点ではキャストやスタッフ、放送局などの詳細は明らかになっていないが、原作者のにいちからお祝いイラストとコメントが届いており、制作への期待感が高まっている。
注目したいのは、このアニメ化発表のタイミングだ。KADOKAWAから刊行中の単行本は、9月に最終巻となる9巻が発売予定。つまり原作が完結を迎えるのとほぼ同時期にアニメ化が発表されたことになる。原作の結末まで描かれた状態でアニメ制作に臨めるという点で、スタッフにとっても視聴者にとっても、作品全体を見通した丁寧な映像化が期待できる状況だ。
同人誌からSNS、そして商業誌連載へと広がった経緯も本作の特徴のひとつ。「女装」「ゲーマー女子」「すれ違いラブコメ」という組み合わせは、ネット発の作品らしいポップな引力を持っており、アニメというメディアとの相性も良さそうだ。原作ファンとしては、薫と七海のぎこちなくも愛おしいやり取りが、どんな声と映像で表現されるのかがまず気になるところだろう。
キャストやスタッフ、PVなど続報の発表が待ち遠しい。