本作は、人気アニメ・マンガ「文豪ストレイドッグス」の世界を舞台に、織田作之助と太宰治の出会いを描くスピンオフ作品。作画を担当するのは空倉シキジで、ヤングエース誌上での新連載としてスタートを切った。
「文豪ストレイドッグス」とは
原作は朝霧カフカ、作画は春河35によるマンガ作品で、文豪の名を冠した異能力者たちが横浜を舞台に繰り広げるバトルアクション。太宰治、中島敦、芥川龍之介といった実在の文学者をモデルにしたキャラクターたちが、それぞれ異能力を駆使しながら武装探偵社やポートマフィアといった組織の抗争に身を投じる。アニメは複数シーズンにわたって放送され、根強い人気を誇るシリーズだ。
なぜ「太宰を拾った日」が注目されるのか
「太宰を拾った日」というタイトルは、原作ファンにとって特別な響きを持つ。「文豪ストレイドッグス」の世界観において、織田作之助(オダサク)と太宰治の関係は物語の根幹を支える重要な要素のひとつ。太宰が現在の姿になる以前、ポートマフィア時代に交わされたふたりの絆は、原作でも断片的にしか描かれておらず、ファンの間で長年にわたって語り継がれてきたテーマでもある。
その空白期間を正面から描くスピンオフが、公式マンガとして連載される意義は大きい。朝霧カフカが原作に深く関わる形でどこまで監修されているかは現時点では不明だが、KADOKAWA・ヤングエース誌という正規ルートでの展開である以上、世界観の整合性には期待が持てる。また、空倉シキジがこの重厚なテーマをどのような画風と演出で描き出すかも、見どころのひとつとなるだろう。
原作未読の方にとっては本作が「文スト」に触れる入り口になり得るし、既存ファンにとっては長年の「空白」が埋まる機会となる。今後の連載展開と、それに伴う追加情報に注目したい。