『GROTESQQQUE -グロテスク-』は、アニメーター・演出家の西村篤史とCloverWorksによるオリジナルアニメーションプロジェクト。3本の短編アニメーション——「Q1 - AELIENS(エリィアンズ)」「Q2 - 夜露死駆★少女(ヨツユシカ★ショウジョ)」「Q3 - ノクターン~このグロテスクな夜に~」——をオムニバス形式で一本の映画にまとめた作品だ。
トレーラー、ビジュアル、オープニング主題歌が同時解禁
今回公開された情報は、新規トレーラー、メインビジュアル、そしてオープニングテーマ曲の3点。それぞれの短編が異なるトーンと世界観を持つことは、これまでのタイトルからも想像できたが、トレーラーではその振れ幅の大きさが一目で伝わってくる。SF的な質感の「AELIENS」、タイトルから漂うヤンキー・バイオレンス的な空気の「夜露死駆★少女」、そして夜の情景を想起させる「ノクターン」——3作品がひとつの映画として並ぶことで、どんな化学反応が生まれるのかが純粋に気になる。
世界初上映はカナダの名門映画祭「ファンタジア国際映画祭」
注目すべきは、本作がカナダ・モントリオールで開催されるファンタジア国際映画祭でワールドプレミア上映されるという点だ。ファンタジア国際映画祭はホラー・ファンタジー・SF系の映画を専門とする映画祭として世界的に知られており、この選択は本作のジャンル的な方向性を強く示唆している。商業アニメスタジオであるCloverWorksが、こうしたアート寄りの国際映画祭を世界初披露の場に選んだことは、作品に対する強い自信の表れと見ていいだろう。
CloverWorksといえば、『その着せ替え人形は恋をする』『ぼっち・ざ・ろっく!』『フリーレン』など、近年ヒット作を連発しているスタジオ。そのCloverWorksが、あえてオリジナル・オムニバス形式という挑戦的なフォーマットに取り組んでいること自体、アニメファンとして見逃せない。西村篤史がどのような世界観を構築したのか、11月6日の公開に向けてさらなる情報が出てくることに期待したい。