スタッフ陣の顔ぶれと制作体制

今回明らかになった主要スタッフは以下の通り。

原作・ストーリー原案はSANBが担当。監督は『魔法使いの嫁』で知られる永沼範行、シリーズ構成・脚本は『異世界おじさん』の伊原得人が務める。キャラクター原案は『暁星記 異聞水滸伝』(漫画)の天野洋一、キャラクターデザインには『薬屋のひとりごと』でも同職を担った中谷友紀子が名を連ねており、色彩設計は相田美里が手がける。

Avex PicturesがAnime Expo 2026のパネルにて発表したこの作品は、英語タイトルを「Jurassic Shadows」とし、グローバルな展開を最初から意識した布陣であることが伺える。

2029年の東京を舞台にした、忍と恐竜の戦い

舞台は2029年の東京。隕石衝突で絶滅したとされていた恐竜たちは、実は人類とのDNA交配によって密かに生き延びており、一般人に紛れながら人間を捕食していた——という衝撃的な世界観からストーリーは始まる。

その脅威に立ち向かうのが、古代の記憶を宿す特殊な顔料「竜化匠(りゅうげしょう)」を操る忍の一族だ。この神秘的な顔料を纏うことで忍たちは体内に眠る恐竜の力を解放し、人類を狙う捕食者と死闘を繰り広げる。恐竜×忍×現代東京という組み合わせは、一見奇抜に映るかもしれないが、あらすじを読めば「見てみたい」という気持ちが自然と湧いてくる。

「薬屋スタッフ」の再集結が意味するもの

このニュースで最も注目すべきは、やはり『薬屋のひとりごと』のスタッフが揃ってオリジナル作品に挑むという点だ。『薬屋のひとりごと』はその繊細な映像表現と重厚なキャラクター描写で高い評価を得た作品。中谷友紀子によるキャラクターデザインはとくに人気が高く、そのクオリティが本作でも期待できる。

さらに脚本の伊原得人は、『異世界おじさん』で独特のテンポ感とキャラクターの個性を引き出すことに長けた書き手として定評がある。永沼監督の演出スタイルと組み合わさったとき、どんな化学反応が生まれるのか——原作のない完全オリジナルだからこそ、スタッフの個性がダイレクトに作品に反映されるはずだ。

放送時期や追加キャスト情報はまだ明らかになっていないが、今後の続報でさらに作品の全貌が見えてくることに期待したい。