今石×中島、黄金コンビが再始動

2026年7月5日、スタジオTRIGGERが公式に新プロジェクトの始動を発表した。監督を務めるのは今石洋之、脚本を担当するのは中島かずき。現時点ではタイトル、ストーリーの詳細、放送・公開時期、追加スタッフはいずれも明らかにされておらず、ティザー的な発表にとどまっている。

中島かずきはインタビューの中で、自身の創作プロセスについて興味深いことを語っている。彼は通常、物語の最終シーンを最初に考えてから執筆を始めるという手法を採っており、各エピソードを明確な結末に向けて逆算しながら積み上げていくスタイルだという。また、既存作品の映像化よりもオリジナル作品を手がけることを好むと述べており、今回もオリジナルアニメになる可能性が高いと見られる。

TRIGGERとはどんなスタジオか

スタジオTRIGGERは2011年8月、今石洋之と大塚雅彦が旧GAINAXから独立して設立した。『インフェルノコップ』や『リトルウィッチアカデミア』で独自のハイエナジーな作風を確立し、2013年の『キルラキル』でテレビアニメとしての地位を不動のものにした。

その後も『宇宙パトロールルル子』『キズナイーバー』『ダーリン・イン・ザ・フランキス』(共同制作)、『SSSS.GRIDMAN』『BNA ビー・エヌ・エー』『SSSS.DYNAZENON』『グリッドマン ユニバース』と精力的に作品を発表。さらに『スター・ウォーズ:ビジョンズ』への参加で海外でも注目を集め、CD PROJEKT REDとNetflixが手がけた『サイバーパンク エッジランナーズ』では世界規模の大ヒットを記録した。

なぜこの発表が「事件」なのか

今石×中島コンビの作品には、共通した特徴がある。圧倒的なスケール感、熱量あふれるキャラクター、そして「燃える」展開だ。『グレンラガン』でスーパーロボットアニメの文法を更新し、『キルラキル』で学園バトルを爆発的なエネルギーで描き、『プロメア』では劇場映画として新たな高みに到達した。その3作品すべてが、今なおファンの間で語り継がれる名作となっている。

4作目となる今回は、前作から7年のインターバルを経ての新プロジェクトだ。中島かずきがオリジナル脚本を好むと明言していることを踏まえれば、今回も完全オリジナルのアニメになる公算が大きく、原作ファンによる「原作再現度」の議論が生まれない分、純粋に作品そのものの完成度で勝負することになる。TRIGGERが近年グローバルな実績を積み上げてきた中で、この黄金コンビが何を生み出すのか——期待値はすでに相当高いところにある。

タイトルや世界観など、続報が出るたびにアニメファンの間で大きな話題を呼ぶことは間違いないだろう。