追加キャストに山﨑天と松井ケムリ、主題歌はadieu

今回発表された追加キャストは2名。翼と一番家が近いクラスメイトで、風邪をひいた際にお互いの連絡帳を届け合う関係の小夏役を、山﨑天(櫻坂46)が担当する。また、屋上階にひみつ基地を作って気ままに過ごす暁太郎の密かなファン・バタ原役には、松井ケムリ(令和ロマン)が抜擢された。

本ポスタービジュアルには、ある夏の日にひまわり畑で肩を組みながら走る翼と暁太郎の2人が収められており、作品の空気感を端的に伝える一枚に仕上がっている。また、主題歌を担当するのはadieu(上白石萌歌)。その透き通った歌声が、この物語のどんな感情を引き出すのか、早くも期待が高まる。

本予告が映し出す「青春の輝きと歪み」

公開された本予告映像は、世界が翼と暁太郎だけのものだった頃のまぶしくも脆い時間を丁寧に切り取っている。しかし大人になった2人の姿が挿入されるたびに、かつての光景は少しずつ別の意味を帯びていく。「確かだったはずの友情はどこで変わったのか」という問いが、映像全体に静かに漂っている。

本作は、普通であることに悩む内気な少年・翼と、クラスの人気者で特別な存在・暁太郎の、30年にわたる友情を描いた物語だ。2人は平成の田舎町で出会い親友となるが、日常の歪みの先で取り返しのつかない出来事が起き、その関係を大きく変えていく。青春の輝きと痛みを正面から描いた作品であり、「友情」という言葉の重さを問い直すような内容になっていることが予告から伝わってくる。

注目すべき座組みと作品の可能性

門脇康平監督は、繊細な人間関係と時間の経過を丁寧に描くことで知られる作家性の強い監督だ。そこに山﨑天という表現の幅が広い声優、そして漫才師・松井ケムリという異色の組み合わせが加わることで、作品に独特の肌触りが生まれることが期待される。松井ケムリのアニメ声優起用は驚きをもって受け止められているが、彼の持つ独特のキャラクター性がバタ原という役にどう乗るか、実際に観てみたいという気持ちを強くさせる。

adieuの主題歌については、これまでも映像作品との相性の良さを見せてきた彼女の歌声が、長い時間をかけた友情の物語とどう響き合うのか。エンドロールでどんな余韻を残すか、そこも本作の見どころのひとつになりそうだ。

「我々は宇宙人」は9月25日より劇場公開予定。今後も続く情報解禁に注目していきたい。