魔の森に追放された悪役令嬢が、民のために奮闘する開拓ファンタジー

正式タイトルは「追放幼女の領地開拓記~シナリオ開始前に追放された悪役令嬢が民のためにやりたい放題した結果がこちらです~@COMIC」。一色孝太郎による原作小説のコミカライズ作品で、コロナEXでの連載開始に先立ち、ピッコマでは先行連載が行われていた。

原作は「悪役令嬢もの」と「領地開拓もの」を掛け合わせたジャンルで、ゲームのシナリオが始まる前に早々と追放されてしまった幼いお嬢様が主人公。魔の森という過酷な土地を与えられた彼女が、そこに暮らす民のために持てる力を存分に発揮し、荒れ地を豊かな領地へと発展させていく物語だ。

「追放もの」に「開拓」の要素を加えた新鮮な切り口

昨今のなろう系・悪役令嬢ものの中でも、本作が注目を集める理由のひとつは、主人公が「幼女」であるという設定のユニークさにある。悪役令嬢ものの定番である社交界での駆け引きや恋愛模様ではなく、泥臭い土地開拓と民との絆を中心に据えた構成は、同ジャンルに新鮮な風を吹き込んでいる。

また、「シナリオ開始前に追放される」という設定も巧みだ。ゲームの本筋が始まる前という時間軸を舞台にすることで、ヒロインとの対立や断罪イベントといった悪役令嬢ものの「お約束」から外れた、自由度の高い物語展開が可能になっている。原作小説ファンからは、この独自の世界観がどこまでコミカライズで再現されるかに期待が集まっている。

コロナEXはTOブックスが運営するウェブコミック配信サービスで、ファンタジー・異世界系の作品を多く手がけてきた実績がある。ピッコマでの先行連載で一定の読者を獲得した本作が、コロナEXという新たなプラットフォームでどこまで存在感を広げていくか、今後の展開に注目したい。