「シマウマ」の小幡文生が放つ新作、その舞台は「殺し屋専門の仲介業」

本日8月3日発売のヤングキングBULL17号(少年画報社)にて、小幡文生の新連載「時生地所 ~殺し屋専門仲介~」が正式にスタートした。タイトルに「地所」とあるように、不動産業ならぬ"殺し屋専門の仲介業"という異色の設定が早くも話題を呼んでいる。現時点では詳細なあらすじやキャラクター情報は限られているが、独特のタイトルセンスからして、小幡作品らしいクセのある世界観が展開されることは間違いないだろう。

「シマウマ」で培った"裏社会×人間ドラマ"の文法が活きるか

小幡文生といえば、闇金融をテーマにした「シマウマ」で強烈な印象を残した漫画家だ。「シマウマ」はヤングキングBULLで長期連載された作品で、裏社会の論理と人間の欲望・弱さを鋭く描いたハードボイルド漫画として根強いファンを持つ。金と暴力が渦巻く世界をリアルに、かつエンターテインメントとして成立させる筆力は、同誌の読者なら十分に承知しているはずだ。

今回の新連載も、裏社会を舞台にしていることは共通している。「殺し屋専門仲介」という設定は、依頼人と殺し屋の間に立つ第三者の視点から、この特殊な業界の論理や人間模様を描くものと思われる。「シマウマ」で見せた、善悪では割り切れないキャラクターたちの造形が、今作でどう活かされるかは注目ポイントだ。一方で、前作と似たトーンになりすぎるリスクもゼロではない。小幡文生がどこまで新しい切り口を見せてくれるか、そこが原作ファンにとっての最大の関心事になるだろう。

連載が始まったばかりとあって、今後の展開を左右する第1話の内容や読者の反応が気になるところ。続報に引き続き注目していきたい。