光るクッキーに導かれた異世界転移ラブストーリー、始動

あずき友里の新連載「異世界☆シュガーマジック~魔王城でスイーツ革命~」が、8月3日発売のちゃお9月号(小学館)よりスタートした。

本作は、お菓子が大好きな少女がある日突然クッキーが光り出したことをきっかけに異世界へと転移してしまうところから物語が始まる。転移先は魔王城。そこで出会う悪魔の男の子との関係を軸に、スイーツ×異世界というユニークな組み合わせのラブストーリーが展開されていく。「魔王城でスイーツ革命」というサブタイトルが示すとおり、異世界にお菓子文化を広めていく痛快な展開も期待できそうだ。

ちゃおらしい世界観と、あずき友里の描く甘いラブ

ちゃおといえば、小学生女子を中心に長年愛されてきた少女マンガ誌。異世界転生・転移ものが幅広い層に浸透している昨今、ちゃお読者層に向けたアレンジとして「お菓子」「スイーツ」という身近なモチーフを転移のトリガーに据えたのは、なかなか巧みな設定だといえる。甘いものへの愛着は小学生にとって最もリアルな感情のひとつで、主人公への共感を生みやすい入口になっている。

作者のあずき友里は、ちゃおでこれまでも読者の心をつかむ作品を手がけてきた作家。今回の新連載でも、キャラクターの表情やときめきの瞬間を丁寧に描く持ち味が存分に発揮されることだろう。悪魔の男の子というクセのある相手役と、お菓子好きのまっすぐなヒロインの組み合わせは、ちゃお的ラブコメの王道を押さえつつも新鮮さがある。

連載がはじまったばかりで、二人の関係がどう動いていくのか、またスイーツ革命がどんな形で描かれるのかはまだ謎が多い。今後の展開と、毎号どんなお菓子が登場するかにも注目しながら追いかけていきたい連載だ。