映画「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女」が、4月3日よりSCREENXおよびULTRA 4DX形式での上映をスタートすることが明らかになった。ガンダムシリーズとしてはこれが初めての試みとなり、シリーズファンのみならず映画ファンからも注目を集めている。
SCREENXは通常のスクリーン1面に加え、左右の壁面にも映像を広げる270度のパノラマ上映フォーマット。ULTRA 4DXは座席が動いたり、風や水しぶきなどの体感演出が加わる没入型の上映システムだ。どちらも通常の映画体験を大きく超えた臨場感を提供することで知られており、アクション映画や大作との相性が特に高いとされている。
「閃光のハサウェイ」は、富野由悠季の小説を原作とした作品で、宇宙世紀0105年を舞台に、テロリスト組織「マフティー」のリーダーとして活動するハサウェイ・ノアの苦悩と戦いを描く。2021年に公開された第1作「閃光のハサウェイ」は、その美麗な映像表現とシリアスな物語で高い評価を受け、続編への期待が強まっていた。
そうした期待に応える形で製作された「キルケーの魔女」だが、今回のSCREENXおよびULTRA 4DX対応は単なる上映形式の追加にとどまらない意味を持つ。宇宙空間や大気圏内での激しいモビルスーツ戦闘は、270度のパノラマ映像と体感型の演出との親和性が極めて高く、作品の世界観に文字通り「飛び込む」ような体験が期待できる。
ガンダムシリーズはこれまで劇場版や映画祭での上映を重ねてきたが、SCREENXやULTRA 4DXといった最新フォーマットへの対応は今回が初となる。シリーズが半世紀近くにわたって積み上げてきたスケール感を、現代の映像技術と組み合わせることで、新世代のファンにとっても入口になりえる一作になるかもしれない。
原作ファンとしては、ハサウェイとギギ、そしてケネスという三角関係を軸に展開する人間ドラマが、体感型フォーマットでどう表現されるのかも気になるところだ。爆発や衝撃といった派手な演出だけでなく、静かな緊張感のある場面でのシート演出がどこまで繊細に調整されているかが、作品の評価を左右する鍵になりそうだ。
4月3日の上映開始に向け、今後さらに詳細な上映劇場情報や追加コンテンツの発表も見込まれる。ガンダムシリーズ初の体験型上映がどんな興奮を届けてくれるのか、続報を待ちたい。