リボ払い×魔法少女という異色の組み合わせ
本作は、夏目りくが手がける新連載作品。タイトルにある「クレカリボカ」という言葉が示す通り、クレジットカードのリボルビング払い——通称「リボ払い」——をモチーフにした魔法少女ものという、これまでにない切り口で描かれる作品だ。
魔法少女ジャンルといえば、夢や希望、あるいは過酷な運命といったテーマを扱うことが多いが、本作が選んだのは「債務」というきわめて現実的な重荷。リボ払いは一見すると毎月の支払いを抑えられる便利な仕組みに見えるが、その実態は利息が雪だるま式に膨らんでいく恐ろしい罠でもある。そのリボ払いの恐怖を魔法少女たちが「背負うもの」として描く、という発想の時点でただごとではない。
作品の注目ポイント
リイド社といえば、社会派・実験的な作品を積極的に世に送り出してきた出版社として知られる。そのWebマンガサイト「コミックボーダー」での連載スタートということは、本作もある程度尖ったテーマを真正面から扱う作品として期待していいだろう。
魔法少女というフォーマットを使って現代人の金銭的苦悩を描くという試みは、社会批評的な視点を持ちながらも、エンタメとして成立させるバランスが問われる。ファンタジーの衣をまとうことで、リボ払いという重いテーマをどこまで読みやすく、それでいて刺さる作品に仕上げているのか——そこが本作最大の見どころになりそうだ。
現在コミックボーダーにて試し読みが公開されているため、気になる人はまず第1話から確認してみてほしい。今後の展開がどのような方向へ進むのか、続報に注目したい。