「KILLER + SITTER」が週刊少年マガジンで連載スタート。元最強の傭兵を主人公に据えたヒューマンドラマで、上条明峰が新たな世界観に挑む注目の新連載。

上条明峰、マガジンで新たな挑戦

「KILLER + SITTER(キラーシッター)」は、2025年6月24日発売の週刊少年マガジン30号(講談社)より連載をスタートした上条明峰の最新作だ。タイトルが示す通り、「殺し屋(KILLER)」と「子守(SITTER)」という一見相反する二つの要素を組み合わせた物語で、元最強の傭兵を主人公に据えたヒューマンドラマとして展開していく。

作品の詳細なあらすじや登場人物については今後の連載を追う形になるが、「元最強の傭兵」という設定はアクション色の強さを予感させつつも、「ヒューマンドラマ」という切り口が、単純なバトル漫画にとどまらない深みを持った作品を予感させる。傭兵としての過去と、「シッター」という日常的な役割が交差するとき、どんな人間模様が描かれるのか——第1話からすでに読者の想像力を刺激する設定だ。

上条明峰という作家の実力

上条明峰といえば、「青の祓魔師(ブルーエクソシスト)」の作者として広く知られる漫画家だ。2009年に「青の祓魔師」の連載を開始して以来、独特の世界観と丁寧なキャラクター描写で多くのファンを獲得してきた。「青の祓魔師」はアニメ化もされ、国内外で高い人気を誇る長期連載作品となっている。

そんな上条明峰が、「青の祓魔師」とは異なる新たなジャンルに挑む「KILLER + SITTER」は、既存のファンにとっても新鮮な驚きをもたらす新連載と言える。ファンタジー・アクションを得意としてきた作家が、傭兵というリアル寄りの設定でどのような表現を見せるのか、その画力と構成力への期待は自然と高まる。

「傭兵×子守」という組み合わせが生む可能性

「元最強の傭兵がシッターをする」という構図は、一見コメディ的にも映るが、「ヒューマンドラマ」と銘打たれていることからも、笑いだけでなく感情を揺さぶる物語が展開されることが予想される。血なまぐさい世界で生きてきた人間が、無垢な存在と向き合うことで変化していく——そうした普遍的なテーマを、上条明峰がどう料理するのかは、原作ファンだけでなく新規読者にとっても気になるところだろう。

週刊少年マガジンという少年誌の舞台で、どこまで踏み込んだドラマが描かれるのかも含め、「KILLER + SITTER」の今後の展開から目が離せない。