父のパパ活相手は、娘の同級生?

ゴトウユキコの新連載「いつかはオールライト」が、5月26日より双葉社のwebコミックサイト「webアクション」にて連載をスタートさせた。

タイトルの「いつかはオールライト」という言葉が持つ穏やかなニュアンスとは裏腹に、物語の核心に据えられているのは、父親のパパ活疑惑という家庭の内側を揺るがすセンシティブなテーマだ。さらに、その相手が娘の同級生である可能性を示唆するという設定が、開幕から強烈なインパクトをもたらしている。

ゴトウユキコという作家が描く「家族の亀裂」

ゴトウユキコは、日常に潜む人間関係の歪みや、言葉にしにくい感情の機微を丁寧に描き出すことで知られるマンガ家だ。家族や身近な人間との関係を題材にした作品を得意とし、読者の「あるある」を突いてくるリアルな描写が支持を集めてきた。

今回の「いつかはオールライト」でも、その作風は健在どころかさらに鋭さを増している印象がある。パパ活という現代的な問題を、被害者でも加害者でもなく「その家族」の視点から切り取るアプローチは、ゴトウユキコならではの選択と言えるだろう。娘の立場から父の秘密を知ってしまったとき、家族という関係はどう変容していくのか。タイトルに込められた「いつかはオールライト」という言葉の意味が、連載を追うごとに重みを増していきそうだ。

「家族の嘘」を描くリアリティが見どころ

webアクションはこれまでも、社会問題や人間ドラマに正面から向き合う作品を多数掲載してきたプラットフォームだ。ゴトウユキコの新連載がそのラインナップに加わったことは、作品の方向性を物語っている。

軽いタッチで流せるテーマではないだけに、どこまで踏み込んで描くのか、また「いつかはオールライト」というタイトルが示す着地点をどこに置くのか、今後の展開から目が離せない。