公開された場面カットの概要

堀越耕平原作によるアニメ「僕のヒーローアカデミア」の特別短編「I am a hero too」より、本編の一場面を切り取った場面カットが公開された。今回のビジュアルでは、高校生に成長したエリの姿が確認でき、本編での幼い彼女しか知らないファンにとっては、感慨深い一枚となっている。

エリといえば、死穢八斎會編で登場した少女であり、「巻き戻し」という強力な個性を持つキャラクターだ。作中では出久たちに救われ、雄英高校で保護されながら少しずつ心を開いていく姿が描かれた。その子が高校生として自らヒーローを目指す——というだけで、長年のファンには刺さるものがある。

「ヒロアカ」という作品について

「僕のヒーローアカデミア」は、人口の約8割が「個性」と呼ばれる超常能力を持って生まれる世界を舞台にしたヒーローアクション作品だ。無個性として生まれた少年・緑谷出久が、憧れのヒーロー・オールマイトから「ワン・フォー・オール」を受け継ぎ、雄英高校で仲間たちとともに成長していく姿を描く。

原作は堀越耕平によるマンガで、アニメはボンズが制作。長期にわたってシリーズを重ねてきた看板作品であり、国内外に多くのファンを持つ。

本編完結後だからこそ意味がある短編

この特別短編が注目される理由のひとつは、本編がすでに完結しているという点にある。原作マンガは2024年に連載を終えており、アニメ本編も最終章の放送が進んでいた。そのタイミングでエリを主役に据えた短編が制作されるということは、単なるスピンオフ以上の意味を持つ。

本編では「救われる側」だったエリが、今度は「ヒーローを目指す側」として描かれるとすれば、それは「ヒロアカ」という作品が一貫して問い続けてきた「ヒーローとは何か」というテーマの、ひとつの答えになり得る。原作ファンが感じていた「エリのその後が見たい」という願いに応える形の作品として、期待は高い。

場面カットの公開はあくまで入口に過ぎず、今後は追加のビジュアルや上映・配信に関する詳細情報が明らかになることが予想される。続報を待ちたい。