春のビジュアルにララとマリが登場

今回公開されたのは、春をテーマにした季節ビジュアルと、ショートオーディオドラマの第1弾。ビジュアルにはメインキャラクターのララとマリ・オオツが描かれており、今後も季節ごとに新たなビジュアルとオーディオドラマが展開されていく、新シリーズの幕開けとなる。

本作は2026年7月5日より日本で放送が始まったオリジナルアニメで、全12話構成。制作はキネマシトラスが担当しており、今年がスタジオ設立15周年というアニバーサリーイヤーでもある。

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」スタッフが結集

スタッフ陣を見ると、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」シリーズで助監督やレヴュー衣装デザインなどを務めた小出拓史が監督を担当。キャラクターデザインには同シリーズでプロップデザインや「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の共同メインアニメーターを務めた谷しおりが起用されている。

シリーズ構成は川原杏奈(実写ドラマ「明日、私はだれかのカノジョ」共同脚本)、背景美術監督はスタジオパブロの藤野まり(「Sonny Boy」)、色彩設計には山下みやお(「メイドインアビス」)と相沢里佳、撮影監督には「レヴュースタァライト」の泉田一人、音楽は山口夕馬(「アンデッドアンラック」)がそれぞれ担当する。

メインキャストは以下の通り。

- 菱川花 as ララ - 河石奈乃佳 as 大津マリ - 深海梨花 as グレイス - 村瀬歩 as ルカ - 小野友晴 as 大津ヨシヤ - 馬道光昭 as 大津マコト - 住友七絵 as 大津エマ - 寺杣昌紀 as ローワン

「禁断の願い」を抱えた人魚の転生物語

「さよならララ」は、人間との愛を強く望んだ人魚の物語を描くファンタジーアニメ。禁断の願いを叶えた代償として命を落とした人魚が、200年の時を経て現代日本の琵琶湖ほとりに人間として生まれ変わる。前世の記憶を持ちながら慣れない人間社会に適応し、再び愛を求めて生きていく姿が描かれる恋愛×超自然ジャンルの作品だ。

注目したいのは、スタッフの大半が「レヴュースタァライト」で培った演出力と美術センスを持つ面々で固められている点だ。あの作品が持っていた独特の詩的な映像表現と感情の機微を描く繊細さが、転生した人魚の「喪失と再生」というテーマと噛み合ったとき、どんな化学反応を生むのかは純粋に気になるところ。また、キネマシトラスの15周年記念作品という位置づけも、スタジオとしての本気度を感じさせる。

季節ごとのビジュアルとオーディオドラマという継続的なメディア展開は、放送と並行してファンとの接点を増やす仕掛けとして機能しそうだ。夏・秋・冬と続くはずの次弾がどんな形で届くのか、続報を待ちたい。