過去の時間を売る少女——独特の設定が光る新連載
末廣こぶの新連載「トキウリウリコ」が、7月31日よりキルタイムコミュニケーションが運営するWebマンガサイト「キミコミ」にてスタートした。同社レーベル「コミックブリーゼ」の作品として展開されており、コミックシーモアでは先行連載がすでに行われている。
本作の主人公は、"時売り"と呼ばれる不思議な商売を営む少女。彼女が売るのは、客が過去に過ごした時間そのもの。そして、そのお代として受け取るのは——その人の未来だという。
「時間」を売買するという着想の鋭さ
過去を商品として売り、未来を対価として受け取る。このシンプルな一文だけで、すでに物語の核心にある倫理的なジレンマが透けて見える。「あの頃に戻りたい」という普遍的な感情を入口にしながら、その代償として未来を差し出すという構造は、ファンタジーでありながらどこかリアルな痛みを伴う設定だ。
末廣こぶは繊細な心理描写と独自の世界観構築に定評のある作家であり、今回の「時間の売買」というモチーフも、単なるギミックにとどまらない深みを持った物語として描かれることが期待できる。キミコミ・コミックシーモアという複数のプラットフォームで展開されることで、より幅広い読者層へのリーチも見込まれる。
今後の展開に期待
コミックシーモアでの先行連載分を読んだ読者からは、すでにその世界観への関心が高まっている様子も見受けられる。キミコミでの連載開始により、新たな読者がこの物語に触れる機会が増えた今、今後のストーリー展開や単行本化の動向にも注目していきたい。