ひばりゆう著、スニーカー文庫刊のライトノベル『転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件』が第11巻で完結。2021年2月の刊行開始から約4年、ついに物語が幕を閉じた。

「小説家になろう」発の人気作が完結へ

本作は、ひばりゆう氏が2020年6月より小説投稿サイト「小説家になろう」で連載をスタートさせたラブコメ作品。反響を受けてKADOKAWAのスニーカー文庫から書籍化が決定し、イラストを『最強陰陽師の異世界転生記』でも知られる白子みそ氏が担当。キャラクターの魅力を引き立てるイラストも相まって、多くの読者を獲得してきた。

短縮タイトル「天秤(てんびん)」の愛称でファンの間に定着しており、なろう系ラブコメの中でも特に人気の高い作品として知られている。

転校生の正体は、あの幼馴染!? ドキドキ必至のラブコメ

あらすじは、主人公が転校先で出会った清楚で可憐な美少女が、実はかつて「男の子」だと思い込んで一緒に遊んでいた幼馴染だったと判明するところから始まる。幼少期の記憶と目の前の美少女がどうしても結びつかない主人公の戸惑いと、再会によって芽生えていく恋心を丁寧に描いたロマンチックコメディだ。

「幼馴染」「再会」「勘違い」という王道の要素を組み合わせながらも、キャラクターの心情描写の細やかさが本作の大きな魅力となっており、なろう発の作品ながらも書籍版で新規読者を着実に増やしてきた。

4年間の連載に幕——原作ファンの反応は

2020年のWeb連載開始から数えると約4年半、書籍版の刊行からも4年近くにわたって続いてきた本シリーズが全11巻で完結したことは、ファンにとって感慨深いニュースだろう。なろう系ラブコメとしては比較的すっきりとしたボリュームにまとまっており、駆け足になりすぎず、かといって引き伸ばしもないバランスの良い完結と言えるのではないだろうか。

Web版と書籍版の両方を追いかけてきた読者にとっては、最終巻でどのような形で物語が締めくくられたのかが最大の関心事になるはずだ。コミカライズ版など関連展開の今後についても、続報が気になるところだ。