100万部超えで堂々の首位、2位には『HUNTER×HUNTER』

オリコンが発表した2026年7月の月間コミックランキングによると、『ONE PIECE』第115巻が100万部以上を売り上げ、首位を獲得した。単巻での100万部突破は、現代のマンガ市場においても依然として一握りの作品にしか達成できない水準であり、尾田栄一郎作品の底力を改めて示す結果となった。

2位には『HUNTER×HUNTER』第39巻がランクイン。冨樫義博による同作は長期休載を経て復帰後も根強い人気を誇り、発売のたびに大きな注目を集める作品だ。トップ2を「伝説級」のジャンプ作品が占めるという、ファンにとっては感慨深いランキングとなった。

『ONE PIECE』とはどんな作品か

『ONE PIECE』は、1997年から「週刊少年ジャンプ」で連載中の海洋冒険マンガ。主人公のモンキー・D・ルフィが「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を求め、個性豊かな仲間たちと共に大海原を渡る物語だ。累計発行部数は5億部を超え、世界で最も売れたマンガシリーズとしてギネス世界記録にも認定されている。

現在はアニメも好評放送中で、マンガ・アニメともに終盤の「最終章」へと突入。長年のファンが待ち望んだ伏線回収や衝撃の展開が続いており、単行本の売れ行きにも勢いが増している状況だ。

「最終章」突入でさらなる加速が予想される

注目すべきは、この100万部超えが「まだ物語の途中」で達成されている点だ。尾田栄一郎自身が最終章に向けた意欲を語り続けており、核心に迫るにつれて単行本の注目度はさらに高まることが予想される。過去には巻を重ねるごとに初動販売数が落ちるケースも多いなか、115巻でも100万部を維持しているのは、それだけ読者が「今の展開を逃したくない」と感じている証拠とも言えるだろう。

『HUNTER×HUNTER』との"夢の2強"状態も、長年のジャンプファンには感慨深い光景だ。それぞれの作品が独自の形で読者を引きつけ続けている現状は、日本のマンガ文化の厚みを示している。

最終章の核心へと近づくにつれ、『ONE PIECE』の記録がどこまで伸びていくのか。次の巻の動向からも目が離せない。