傲慢なモテ男の意外な一面――物語の始まり
星屋ハイコの新連載「寂しがりやな暴君」が、集英社のマンガアプリマンガMeeにて連載をスタートさせた。
物語の主人公は、高校生のゆあと光貴。髪をピンクに染めたことが教師にバレてしまい、廊下を逃げ回っていたゆあは、校内でも名の知れたモテ男・光貴に助けられる。助けてもらったものの、どこか危うい空気を漂わせる光貴に本能的な警戒心を覚えたゆあは、そっと距離を置こうとする。しかし光貴の強引さに押し切られる形で、ふたりは交際することになってしまう。
「暴君」の内側にある孤独が物語の核心
本作の読みどころは、タイトルにある「暴君」という言葉が示すとおり、傲慢で強引な振る舞いを見せながらも、その内側に深い愛の飢えを抱えている光貴という人物造形にある。外から見れば学校中の女子に囲まれたモテ男でありながら、実は誰にも本当の意味で満たされていないというギャップは、少女マンガのヒーロー像として王道でありながら、今なお多くの読者を引きつける設定だ。
一方のゆあは、そんな複雑な光貴を少しずつ受け入れていく役どころ。強引に関係を迫られながらも、彼の孤独に気づき、寄り添っていく過程がふたりの関係の軸になりそうだ。
マンガMeeは集英社が運営する少女・女性向けマンガアプリで、「りぼん」「マーガレット」「ジャンプ+」系列の作品も多数配信している。星屋ハイコにとって同プラットフォームでの新連載は、どのような読者層に届くか注目される。
連載はスタートしたばかりで、光貴が抱える「愛の飢え」の正体がどのように描かれていくのか、続く展開に期待したい。