今夏スタート予定だった「ろくでなしBLUES」外伝が、作画担当の変更とともに連載開始時期を今冬に延期することが明らかになった。長年のファンにとっては待ちわびたニュースが続く展開となっている。

作画担当がBoichiから吉本祐樹へ 連載は今冬に仕切り直し

今回の外伝「ろくでなしBLUES ─鬼葛(おにかずら)─」は、グランドジャンプ(集英社)での掲載が予定されている作品。森田まさのりが原作を手がけ、当初は「Dr.STONE」「THE MARSHAL KING」などで知られるBoichiが作画を担当すると告知されていた。しかし今回、新たな作画担当として「攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM」の吉本祐樹を迎えることが発表され、連載開始時期も今夏から今冬へと改められた。グランドジャンプ公式Xも、楽しみに待っていた読者への謝辞とともに今後の展開を告知している。

外伝が描くのは"本編の空白" 四天王・鬼塚と葛西の因縁

「ろくでなしBLUES」は、1988年から1997年まで週刊少年ジャンプで連載された森田まさのりの不良漫画。東京・帝拳高校のボクサー志望の不良・前田太尊を主人公に、仲間との絆や喧嘩、青春を描いた作品で、累計発行部数は3000万部を超える90年代ジャンプを代表する名作だ。

外伝「鬼葛」が描くのは、本編では直接描かれなかった四天王・渋谷の鬼塚と池袋の葛西の対決に至るまでのストーリー。長年のファンであれば「あの二人の間に何があったのか」と気になっていたはずの、まさに"本編の空白"を埋める内容であり、企画発表時から大きな注目を集めていた。

BoichiからバトンタッチされたBoichiの代わりに吉本祐樹が担う重責

作画担当の変更は、純粋に残念に思うファンも少なくないだろう。Boichiは「Dr.STONE」での緻密な描き込みと迫力ある作画で国際的にも高い評価を受けており、「ろくでなしBLUES」の世界観との融合を楽しみにしていた声は多かった。

一方、新たに抜擢された吉本祐樹は「攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM」での仕事が知られるように、緊張感のある人物描写とアクションシーンに定評がある作家だ。不良漫画のリアルな肉弾戦や登場人物の感情表現を描き切るうえで、その画力がどう発揮されるかは注目に値する。

連載開始まで今しばらくの時間がかかるが、改めて万全の体制で届けられる「鬼葛」の続報を待ちたい。