"うっとり死"という新感覚の死因——注目の新連載がスタート
悪役令嬢ものに、まさかの「推しの声」という要素を組み合わせた新連載が動き出した。西根羽南が原作を手がけ、雨宮皐季が作画を担当する「歴戦の悪役令嬢は推しの声に抗えない~私を殺す王子な従者に溺愛されてます~」が、2025年8月28日よりキルタイムコミュニケーションのWebマンガサイト「キミコミ」にて連載を開始した。レーベルはコミックブリーゼとなる。
タイトルに込められた"うっとり死"という言葉が、すでに読者の興味を引きつけている。声に抗えないという設定は、単なるロマンス描写にとどまらず、ループものとしての命がけのドラマを予感させる。
「歴戦」「ループ」「推し」——三つの要素が交差する物語
本作のあらすじはこうだ。断罪と死のループを繰り返してきた「歴戦」の悪役令嬢が、今度こそ生き残るべく奔走する。しかしその行く手を阻むのが、自分を殺そうとする王子な従者——そして最大の問題は、その従者の声があまりにも「推し」すぎて、令嬢が正気を保てないということ。
推しの声に抗えないという設定は、現代のオタク文化を異世界ファンタジーに落とし込んだユニークな切り口だ。命がかかっているのに声を聞くだけで意識が飛びかけるという状況は、コミカルでありながらも、ループものとしての切実さを失っていない。悪役令嬢ジャンルは近年作品が増え続けているが、「推し声」という要素で差別化を図った本作は、ファン層の広がりが期待できる。
原作・作画のタッグと今後の展開
原作の西根羽南は、ライトノベル・Web小説界隈で活動してきた書き手で、こうした異世界ロマンスの文脈に精通している。作画の雨宮皐季がその世界観をどう視覚化していくかも、連載を追う上での楽しみのひとつだ。
コミックブリーゼはキルタイムコミュニケーションが展開するレーベルで、女性向けのロマンス・ファンタジー作品を中心に揃えている。今後の展開や単行本化の情報など、続報が待たれるところだ。