塩対応の裏に隠された本音——連載スタートの概要

8月31日、TOブックスが運営するコミック配信レーベル「コロナEX」にて、新連載「助けてください!犬猿の上司から迫られています~年下エリートくんの拗らせ愛~@COMIC」の第1話が公開された。作画を担当するのは佳宵伊吹。原作は和泉杏咲が手がけた小説で、今回はそのコミカライズ版となる。

本作の主人公は高井綾香。彼女の直属の上司である加藤涼介は、容姿端麗で業績も優秀、社内では一目置かれる存在だ。しかしその実態は、綾香に対してだけ異様に塩対応な"犬猿の仲"な年下エリート——というのが物語の出発点となっている。タイトルに「拗らせ愛」とあるように、その冷たい態度の裏に隠された本音がどう明かされていくかが、作品最大の読みどころになりそうだ。

「職場×年下エリート」というジャンルの旬な組み合わせ

オフィスラブ、それも年下の上司という設定は、ここ数年のロマンス系コミカライズ市場でとりわけ支持を集めているジャンルのひとつ。「塩対応」「実は一途」「拗らせ系」といったキーワードは、読者の心理をうまく突いたものであり、原作小説がすでにファンを獲得していることを考えると、コミカライズへの期待値も自然と高くなる。

佳宵伊吹がどこまで原作の空気感を再現し、加藤涼介の「塩」と「愛」のギャップを絵で表現できるか——そこがこのコミカライズの肝になるだろう。職場という日常的な舞台だからこそ、キャラクターの表情や間の取り方がストーリーの説得力を大きく左右する。第1話の仕上がりは、今後の展開への期待をしっかり高めてくれるものになっているか、ぜひ自分の目で確かめてほしい。

原作ファンにとっては「あのシーンがどう描かれるか」という楽しみがあり、コミカライズから入る読者には新鮮な入口になる。今後の話数で加藤涼介の"拗らせ"の全貌がどう描き出されるか、続きに注目したい。