漬物という異色の切り口で始まる新連載

2026年9月1日、マグコミにて「東京つけものがたり」の第1話が公開された。原作をぜろわん、作画をあずやちとせが担当するこの作品は、一見かけ離れた世界に生きるふたりの女性が、「漬物」という意外なキーワードで結びつく社会人ガールズストーリーだ。マグコミの公式サイトでは試し読みも配信されており、気になる人はすぐに第1話を確認できる。

登場するのは人気モデル新人編集者というコントラストの強いふたり。華やかなファッション業界と、地道な編集の現場という、普通なら交わりにくい二つの世界が、漬物という庶民的でどこかほっこりした食文化を媒介にして接点を持つ——その設定のユニークさだけで、続きが気になってしまう。

なぜこの作品が面白そうなのか

社会人を主人公にした女性向け作品は近年増えているが、「漬物」を物語の核に据えたガールズストーリーはほぼ前例がない。グルメ漫画の文脈でも、百合・ガールズ系の文脈でも語れる可能性を秘めており、どちらのジャンルのファンにも刺さる間口の広さがある。

原作のぜろわんは、ストーリー構成を担当するコンビ原作者として活動しており、作画のあずやちとせとタッグを組んでどのような世界観を作り上げるかが注目点だ。登場人物の関係性がどう深まっていくか、また漬物という素材がどこまでドラマの軸として機能するかは、連載序盤の展開が鍵を握る。

モデルと編集者という職業設定も、単なる記号にとどまらず、それぞれの仕事のリアルや葛藤が丁寧に描かれるようなら、社会人読者の共感を呼ぶ作品になり得る。第1話の試し読みはすでに公開されているだけに、まずは自分の目で確かめてみてほしい。今後の更新で物語の輪郭がはっきりしてくれば、話題作になる可能性は十分にある。